17/02/12 21:27:10.56 Z8JvLBJ+0.net BE:255920271-PLT(12000) ポイント特典
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線量上昇に緊張・厳重検査に不安… 初めて見た福島第一
2月上旬、日本記者クラブの取材団の一員として構内に入った。
私がまず驚いたのは、放射性物質を体に付着させないための対策や、チェックの多さだ。
内部被曝(ひばく)を調べる装置「ホールボディーカウンター」を使った測定は、構内に入った時と出た時の両方に受けた。
加えて、「ゲートモニター」と呼ばれる装置で2回、手作業で1回、放射性物質が体についていないかを調べられた。
靴底の汚染を防ぐためのビニールのカバーは、建物間を行き来する際などに、10回近くも脱いだりはいたりした。
入念な対策に不安が募る中、バスで構内を移動。
事故を起こした1~4号機を見渡せる高台に着いた。
水素爆発で建屋上部が吹き飛んだ1号機からは約80メートルの距離だ。ここでバスから降りた。
「(毎時)112(マイクロシーベルト)、120、130……」。
東電の担当者が線量計を読み上げ始めると、取材団の記者たちの質問は一斉に止まった。
構内の他の場所では、線量計の値が毎時0.0007ミリシーベルト程度だったのがみるみる上昇し、毎時0.143ミリシーベルト(毎時143マイクロシーベルト)に。
約7時間とどまると、一般の人が年間に浴びる限度の1ミリシーベルトに達するレベルだ。
水素爆発を起こした3号機の近くをバスで通過した際には、毎時0.335ミリシーベルトを計測。私はとても緊張した。
■歯のX線撮影2回分
構内での約70分間の取材が終わり、私が持っていた個人線量計の値は、歯のX線撮影2回分に相当する0.02ミリシーベルトだった。
「最大0.1ミリシーベルトの被曝(ひばく)の可能性がある」と事前に聞いていたが、正直ホッとした。
構内での被曝(ひばく)をここまで抑えられたのは、放射性物質の飛散を防ぐため、構内の地表をモルタルで覆う作業が進んだからだ。
装備も軽く、原発の敷地内といえば、全面マスクや全身を覆う防護服をイメージしていたが、実際は口と鼻を覆うだけのマスクやヘルメット、軍手だった。
拍子抜けした。東電によると、このような軽装備で作業できる場所は昨年3月に敷地全体の9割に達したという。