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我々は中国と、中国の友人たちと、国境問題について40年交渉してきました。40年です! 露中関係でも、国境問題がありました。
しかし、我々はいまでは、露中関係を戦略的パートナーシップへと位置づけています。
しかも、特別な戦略的パートナーシップです。
ロシアには、中国との間で、これほどの信頼関係はかつてありませんでした。
中国は、国別でいえば、我々の経済・貿易面での最大のパートナーです。我々は、大規模で巨額の共同プロジェクトをいくつも実現しています。
我々は、国連の安全保障理事会で協力しているだけではありません。
協力しているのは中国とロシアが常任理事国なので当然ですが、それ以外にも上海協力機構や、いまやグローバルな連合体の新興国のBRICsでも
協力しています。
現在、旧ソ連圏で我々が創設したユーラシア経済同盟について話し合いをしています。
我々は、ベトナムと結んだような自由貿易協定を中国と結ぶために協議しています。
■「中国とは国境画定問題を解決 友好関係が無ければ妥協不可能」
その後は、中国の「一帯一路」構想と、我々が創設した地域機構とをつなげる用意があります。
つまり、露中関係がこの20年で、いかに多様で多面的になったか理解できると思います。
我々は、国境問題も解決しました。そのことは、なんら大きな問題を引き起こしませんでした。
なんらかの問題があったかと言えば、中国にもロシアにも、ありませんでした。もっとも、我々は、互いの譲歩、妥協に踏み出しました。
これは友好国の間の妥協です。
こういった妥協は、友好関係がなければ事実上不可能だと思います。
安倍首相の提案は、私の考えでは、我々の目指す目標を達成するおそらく唯一の道です。
中国との国境画定について、大統領は中国とは深い信頼関係にあるが、日本との間にはまだその域には達していないと述べた。