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被害寺院付近に似た男、須賀川の防犯カメラに 泉崎の石像損壊容疑
中通りで地蔵や仏像が何者かに破壊された器物損壊容疑事件で、白河署が泉崎村の神社の石像を壊した器物損壊などの疑いで逮捕した韓国籍、住所不定、
無職の容疑者（３５）とみられる男が須賀川市の被害寺院付近の防犯カメラに写っていることが１２日、捜査関係者への取材で分かった。
容疑者は同署の調べに対し、逮捕容疑の泉崎村の烏峠稲荷神社で、キツネの石像２体の破壊について容疑を認めている。
同署などは、白河、須賀川、郡山、福島各市などの同容疑事件についても、
ビデオの映像や、地蔵などの首をたたき落とす手口が類似していることから、容疑者が関与した可能性があるとみて慎重に捜査を進める。
捜査関係者などによると容疑者は犯行動機について意味不明の供述をしており、東京電力福島第１原発を訪れてみたかったとの趣旨も供述しているという。
容疑者は１１月上旬、観光目的のビザで羽田空港から入国し、本県に入ったとみられる。ヒッチハイクなどで移動していたとみられ、同署が県内での足取りなどを調べている。
容疑者は１０日、白河市小田川の国道４号を歩いているところを同署員の職務質問で容疑を認めたため逮捕された。
逮捕当時、容疑者が背負っていたリュックには鉄パイプなどが入っていたという。同署はこの鉄パイプで烏峠稲荷神社の石像を壊したとみて調べている。
所持金は数十円だったという。容疑者は日本語は片言で、取り調べには英語で応じているという。
同署は１２日午前、建造物侵入と器物破損の疑いで容疑者を送検した。
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