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■App Storeのレビューに、日本のモンスター消費者の片鱗を見る
日本のApp Storeのレビューが酷いという話は有名である。例えば、これはとある無料の
ニュースアプリのレビューだ。
URLリンク(px1img.getnews.jp)
このアプリが頻繁に落ちること自体は事実のようである。しかし、個人開発の無料アプリに
「はっ?」とか「ふざけんなよ」とまで軽々しく、何の抵抗もなく書き込める人がこんなに
多いのはどうなんだろうか。おまけに、呪詛の言葉以外には何ら情報が書かれていない。
どのような環境で落ちたのか書いてくれれば開発者としても対応のしようがあると思うのだが、
この手の斬り捨てコメントではクレームに真摯に対応しようにも対応のしようがない。
このアプリはあくまで一例であり、日本のApp Storeのレビューは、全体的にこんな感じで
ある。特に、フリーズやクラッシュなどの障害系クレームは凄まじく、たとえ無料アプリ
であってもレビュー欄は星1の情報量ゼロキレコメントで埋め尽くされる。
一方で、米国のApp Storeのクレームは割と穏やかである。もちろん、日本の水準と変わら
ないレビューをつける人もいるが、基本的には障害の発生状況や環境などを書き、「修正
してくれたらレビューの星を戻す」と付言されている場合も少なくない。どちらが建設的かは、
言うまでもなくわかるだろう。
無料アプリにすら全力で呪詛の言葉を投げかける日本のApp Storeのレビュワーを見ていると、
日本の消費者がやはり諸外国に比べて要求過剰であることは間違いないと思ってしまう。
飲食店で店員の些細なミスも許さず罵倒をしたり、電車が数分遅れたことにクレームを
入れたり、24時間時刻指定配達をしろと言ってみたりと、日本の消費者は、はっきり言って
モンスターである。サービス提供者も、自分と同じ人間だということは完全に忘れ去られて
いる。サービスを受ける「顧客」という立場になれば、王様のような横暴も許されるという
考え方の人があまりにも多い。「お客様は神様です」という言葉は、店側が使うならわかる
が、客側が使うとものすごくみっともないと僕には思えてしまう。