16/11/24 05:34:09.03 bKTlG3by0.net
・豪シドニー・モーニング・ヘラルド紙(インターネット版)が内部告発サイト、ウィキリークスから
得た米公電として報じたシンガポール政府高官の発言の数々が物議をかもしそうな雲行きだ。
同紙によると、発言の主はシンガポールのピーター・ホー氏、ビラハリ・コーシカン氏、
トミー・コー氏の3氏で、いずれも外務次官、大使などを歴任した外務官僚トップ。
発言内容は2008―2009年に米高官に語ったものという。
トミー・コー氏(現シンガポール外務省無任所大使)は東南アジア諸国連合(ASEAN)と
中国が関係を改善している現状について、日本を「ビッグ・ファット・ルーザー(図体のでかい
デブの負け犬)」と批評。日本の「愚かさ、劣悪なリーダーシップ、ビジョンの欠如」がASEANでの
地位後退を招いたと指摘した。
また、インドを「ASEANに半分入って、半分出ている愚かな友」と表現。中国に関しては、
「投資と知的な外交」をほめ、「中国に同化されるのは怖くない」と語った。
コー氏は昨年、「日本とシンガポール間の知的交流及び相互理解の促進に寄与した」として、
日本政府から「旭日重光章」を叙勲されている。
コーシカン氏、ホー氏は隣国マレーシアの政治家を「競争力がない」などと酷評。コーシカン氏は
タイについても、「タクシン氏(元首相)は反対派を含む誰とも同様、腐敗している」と辛らつな
批評を加え、タイ王室に関しても、タイ国内なら不敬罪間違いなしという発言を重ねた。
また、「中国、インドといったミャンマーの隣国は、ミャンマー軍事政権の崩壊がユーゴスラビア
分裂のアジア版を招きかねないと懸念している」「核を持ったイランより核を持った北朝鮮の
ほうが気楽」「ロシア経済は第3世界」などと論じた。
シンガポール政府はタクシン政権時代にタイと緊密な関係を築き、2006年にタクシン氏から
携帯電話サービス、通信衛星などからなるタイ通信最大手シン・グループを買収した。
この取引がバンコクの中間層の猛反発を浴び、タクシン氏没落の一因となった。
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