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猛毒のカニ見つかる 和歌山・すさみ沖で捕獲「絶対食べないで」
すさみ町の町立エビとカニの水族館は、同町の沖合約300メートルで
南方系の猛毒のカニ「ウモレオウギガニ」がイセエビ漁の網にかかり、同館スタッフが捕獲した。
人が食べると死亡するという猛毒があり、「世界最強の猛毒ガニ」ともいわれ、
同館では「絶対に食べないで」と注意を呼び掛けている。
ウモレオウギガニは国内では鹿児島から沖縄にかけてのサンゴ礁の海に生息する南方系のカニ。
大きいもので甲幅は約9センチあり、全体が茶褐色をしている。見つかったカニは、甲幅約4センチと小さい。
筋肉中に麻痺(まひ)性貝毒の一種「サキシトキシン」や
フグ毒で知られる「テトロドトキシン」があり、甲羅からしみ出してくるという。
毒は人体に入ると0・5ミリグラムの摂取で死に至るほどといわれている。
県内ではめったに見ることはなく、同館では平成23年以来5年ぶりの捕獲というが、
今後もイセエビ漁などの網にかかることも予想されることから、
同館は「見つけても絶対食べないで、すぐに水族館に連絡して」と話している。
URLリンク(www.sankei.com)