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財務省は、来年度(2017年度)の税制改正で、ビール系の飲料にかかる酒税の見直しを検討する。
ひと缶350ml当たりの税額を数年に分けて55円に統一する案が主流といわれる。
現在、正規ビールに比べて税額が安い発泡酒と第三のビールを増税し、
一方でビール税額を減税する。「税額の差をなくして公平な競争環境を整える」との財務省の見解だが、
酒造メーカーや消費者は、「取りやすい所から“搾り取る”単なる増税案でしかない」と反発を強めている。
しかしながら、政府与党は秋から調整を本格化し、年末までに結論を出すとしている。
現在適用されている酒税法によると、ビール系アルコール飲料は、麦芽比率や原料によってビール系飲料を区分、
異なる税額を適用している。350mlあたりの税額はそれぞれ正規ビールが77円、発泡酒が47円、第三のビールが28円となっている。
(以下略)