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中野?そうなんです。そして、そもそもなぜ、セロトニントランスポーターが少ない人が日本にこんなにも濃縮されてしまったのかを考えてみると、
おもしろいんですよ。
日本では、セロトニントランスポーターが少ないタイプの遺伝子の割合は約8割。アメリカは4割ですから、約2倍です。こんなにも差がつくには、
400年くらいの年月がかかるんですね。すると400年前、江戸時代の日本には何が起こっていたのでしょうか。
林?鎖国……ですか?
中野?正解です。ただでさえ島国なのに、鎖国した。人間の流動性が低いですから、長期的な人間関係が続く。藩や村という、
自分がいるコミュニティ内でどう生き延びるかがすごく重要だったんです。「生き延びる」というのは、「自分自身がどう生きるか」もそうですし、
「遺伝子をどう残すか」という問題でもある。村八分に遭うと、遺伝子を残せませんからね。社会的な配慮ができる、できないが、
そのまま遺伝子を残せる、残せないにつながってくる。
必然的に、楽観的でリスクをどんどん取る傾向にあるセロトニントランスポーターが多いタイプの血が途絶えてきて、少ないタイプの血が増えていったんですね。
林?なるほど。
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