16/06/07 12:29:30.39 p3jPxv440.net BE:792971986-PLT(12029) ポイント特典
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前回の連載の後半で、金沢大学での私の政治思想史の授業で出している試験を題材にして、学生が問われている問題の趣旨を十分理解できないまま、
ズレた答案を書いてしまうことがしばしばある、ということを書いた。
その何日か後に、2ちゃんねるの「ニュース速報(嫌儲)」板に、「文系教授の悩み『多くの学生が設問を理解できず、問われていないことを答えようとする』」
というタイトルのスレッドが立った。
私の文章の趣旨に理解を示してくれる好意的な書き込みも多かったが、例のごとく、「文系大学教授」に言いがかりをつけたくて仕方ない輩が何匹か湧いて出た。
これらの連中の言い分のいくつかに、大学で勉強するというのはどういうことか全く分からないまま、教師を逆恨みする人間の典型的な発想が見られた。
ある意味興味深い。
私が例として出したのは、ホッブズとロックの自然状態論の本質的な違いと、その論理的な帰結を問う問題だが、悪口を言っている連中は、
それに対する回答を思いつけなくて、ムカついたようである。
「Id:bt6X0eYg0」という人物が数十回にわたって書き込んでいるが、この人物は、おかしな日本語で、おかしな意味不明な主張を続けている。
このスレッドの263番目の書き込みで、以下のように述べている。
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263 名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイ e68f-rHUR)[] 投稿日:2016/05/22(日) 12:15:56.96 ID:bt6X0eYg0 [6/38]
高校の時点では
我々は牧歌的市民であるという前提のもとでの、ロックの社会契約論に含まれた、
政府変更の重要性や、革命権をジャップランド政府や自民党内閣の意向により
詳しく学んでいない感じだから
大学で単位取るためにこの教授の講義を取っているのであれば
高校時点の内容に、この教授の内容を少し補完したもので繕うのは当然の成り行きだと思う
Wikipediaも日本語版だけでは理解に至った完全解答不可能だったことと、
高いレベルの解答能力を身につけるという教授の仕事の一つである、文字通りの教授的本質を考えると
大学生よりも、総じてジャップが悪いという結論にしかならない
私はジャップのリヴァイアサンに嫌儲革命権を持って抵抗する
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「高校の時点では~」以下の文と、「大学で単位を取るために~」以下の文は、日本語のネイティヴが書いたとは思えないくらい文法が乱れているが、
言いたいことが分からないわけではない―無論、革命権を日本政府の意向で詳しく学んでいないというのは、妄想による陰謀論である。
しかし、「Wikipediaも~」以下の文は、何を言いたいのかはっきり分からない。
多分、wikipediaの日本語版を見て、その記述だけでは、私が例示した問題に解答できない、と思ったということなのだろうが、
どれがどうして「教授の本質」に反するとか、「ジャップが悪い」などということになるのか?
どういう思考回路になっているのか? wikipediaの記述を基準にして、日本の大学の教授の教育方法を批判すること自体がおかしいと思わないのだろうか?
私や、他の日本の大学教員の授業のやり方について何も知らないのに、どうして批判しようなどと思うのだろうか―bt6X0eYg0の文章からして、
日本語を主要言語とするまともな大学に通ったことがあるとは思えない。(以下>>2以降)
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