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発達障害などで通級指導の子ども9万人余 過去最多
5月6日 4時04分
発達障害などのため通常の学級で学びながら一部の授業を別の教室で受ける「通級指導」の対象となっている小中学生は全国で9万人余りと、
これまでで最も多くなったことが文部科学省の調査で分かりました。
「通級指導」は、読み書きが苦手だったり対人関係をうまく築けなかったりする障害のある子どもが、ふだんは通常の学級に在籍し、障害の
状態に応じて一部の授業を別の教室で受けるものです。
文部科学省が全国の公立小中学校を対象に調べたところ、通級指導を受けている子どもは去年5月1日の時点で9万270人と、前の年度より
6520人増え、これまでで最も多くなったことが分かりました。調査を始めた平成5年度に比べて7倍余りに増えています。
障害別にみますと、言語障害が最も多く3万5337人、次いで注意欠陥多動性障害が1万4609人、自閉症が1万4189人、学習障害が
1万3188人などとなっています。
一方、障害に応じた指導ができる担当教員は7006人と前の年度より444人増えましたが、教員1人当たりが担当する子どもは平均で
13人と、ここ数年、横ばいとなっています。
文部科学省は「障害のある子どもには丁寧な少人数指導が求められるので、担当教員を充実させたい」と話しています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)