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00年以上前、ドイツの科学者が「人間の指は魚のエラから進化した」という仮説を唱えました。
その仮説は化石の裏付けがないという理由で即却下されましたが、学術誌「Development」に
掲載されたある論文が、遺伝子の視点からその説に新たな光をあてています。
人類は数億年前の生物からいろいろな特徴を受け継いでいて、そのことは遺伝子の中に刻まれています。
我々の手は先史時代の魚のヒレから進化したものだし、皮膚や歯は、はるか昔の爬虫類まで
さかのぼることができます。そんなわけでケンブリッジ大学の研究チームは、
ガンギエイの受精卵の遺伝子を操作し、ガンギエイのエラと我々の指の進化が関係する
可能性を明らかにしました。
ガンギエイはサメやエイと同様「軟骨魚」であり、そのエラの中には軟骨でできた「鰓弓」
という弓条の組織があります。そして鰓弓からは、「branchial ray」(エラの放射状組織)が
指のような形に広がっています。
1878年、ドイツの解剖学者Karl Gegenbaur氏は、魚のヒレ(ひいては四足動物の前肢)は
鰓弓から徐々に変化してきたものではないかと考えました。現在のあり方は違っていても、
元の設計図は共通ではないかという考えです。たしかに形的には似ているのですが、
その仮説を裏付けるような化石が存在しないため、すぐさま否定されてしまいました。
ケンブリッジ大学の研究チームは、Gegenbaur氏の提起した問題に違う角度から取り組みました。
Gegenbaur氏が解剖学的分析を根拠として主張したのに対し、彼らは遺伝子を使って謎を
解明しようとしています。
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URLリンク(www.gizmodo.jp)
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