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◆イノシシ大繁殖で被害も甚大
ワシントン・ポスト紙(WP)は、2011年の原発事故以来、福島県のイノシシによる農作物への被害は2倍に増加し、
平成14年度は金額にして9800万円を超えたという読売新聞の数字を紹介し、被害の深刻さを伝えている。
町をうろつくイノシシに攻撃され負傷したという事件も、ここ数年増加しており、イノシシの増加は、
市民の安全にも深刻な脅威となっている。県はイノシシの駆除をハンターに奨励してきており、
14年度に駆除されたイノシシの数は11年度の4倍以上に増え、約1万3000頭に達したという。
◆食用は無理。多すぎて処分できない
ところが、駆除したイノシシをめぐり、問題が起こっている。
ロシアのニュース専門局RT(電子版) は、日本ではイノシシの肉は人気があるが、放射能に汚染された避難区域の植物、
木の実、小動物を食べているイノシシたちからは、基準の300倍という高いレベルのセシウム137が検出されており、
食用には向かないと説明する。結局、廃棄するしかないのが実情だ。
RTによると、二本松市では死骸を埋めるため、各600頭を収容できる3ヶ所のスペースを確保したものの、ほぼ満杯になっているという。
WPは、仕方なく自宅の庭に埋めたハンターもいたが、犬に掘り起こされるなどして、処分に困っていると報じている。
最良の処理方法は焼却してしまうことだが、放射性物質の拡散を防ぐ機能を持つ、特別な施設が必要だとWPは指摘する。
相馬市の焼却場はその一つだが、イノシシ1頭の重さは100キロ近くにもなり、1日に3頭の処理が限度で、
解決には程遠いと同紙は説明し、農民たちにとっては、イノシシの害がまさに経済的サバイバルの問題に発展していると述べている。
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