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駅転落死「防止柵の未設置が原因」、遺族が京阪電鉄を損賠提訴
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京阪電鉄の駅のホームから転落し、特急電車にはねられて死亡した男性(当時34歳)の
遺族が「ホームに転落防止用の柵を設置していなかったことが原因」として、京阪電鉄に慰謝
料や逸失利益など約5400万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした。列車に
よって扉位置や車両数が異なる構造上の問題などから、JRや私鉄ではホームの柵がほとん
ど整備されておらず、遺族側は「同じような犠牲者を増やしたくない」と訴えている。
訴状によると、男性は昨年4月15日夜、同僚らとともに飲食した後、京阪本線の京橋駅
から乗車。気分が悪くなって途中下車し、事故にあった。駅には転落検知装置があったが、
反応しなかったという。
ホーム柵は、2001年、東京都新宿区のJR山手線新大久保駅ホームから転落した客
と、助けようとした客2人が死亡した事故をきっかけに、国土交通省が鉄道事業者に設置の
検討を指示。06年12月に施行されたバリアフリー新法でも設置が求められている。
遺族側はこうした事情を挙げ、「京阪電鉄は、ホーム柵の設置義務を怠った」と主張。これ
に対し、京阪電鉄は、14日に開かれた初弁論で争う姿勢を示した。