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御堂筋線 全駅に転落防止柵 大阪市、調査費計上
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１日約１２０万人が利用する大阪市営地下鉄・御堂筋線の全２０駅に
転落防止用の可動式ホーム柵を設置するため、市交通局が今年度から
調査をスタートさせる。財政難の中、約３００億円の投入を見込む大事業
だが、実現に向けた「壁」は厚い。２分間隔で運行する朝ラッシュ時の超過
密ダイヤや狭いホームなど技術・コスト面の条件が極めて悪いのだ。市交
通局は〝長期戦〟として運用開始目標を１０年後の平成３１年と定める
が、「もっと長くかかってしまうかも…」と弱気な見通しも示している。（ｒｙ
市営地下鉄のドル箱路線、御堂筋線のホームでも乗降客の転落や電
車との接触などの事故が後を絶たず、市民らから安全対策を求める声が
たびたび寄せられた。さらに、２０年度に自殺を含めると２７件、１９年度に
２１件の事故が発生、それぞれ２人が死亡したことなどから、市交通局は
「ホームでの事故ゼロを目指す」として可動柵設置に向けた調査開始を決
め、今年度予算に６２００万円の調査費を計上した。（ｒｙ