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鉄道車輌製造総合スレッド―第拾弐工程― - 暇つぶし2ch902:名無しでGO!
10/02/18 11:32:53 JHIWZJac0
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黒部峡谷鉄道 名物電車 整備に労力  2010年02月18日

 オレンジ色の角張ったボディーに丸いライトがかわいいトロッコ電車。まるで遊園地から飛び出てきたような小さな機関車が、客車を引っ張り峡谷を疾走する。北アルプスと黒部川の急流が織りなす絶景もさることながら、この機関車も貴重な観光資源だ。

 大正時代に本格的な電源開発事業が始まった黒部峡谷。消化酵素タカジアスターゼの発見で有名な化学者高峰譲吉が「東洋アルミナム」を設立、その先駆けとなった。その後、事業はいくつかの会社の手を渡り、戦後の電力再編に伴い、関西電力に引き継がれる。

 開発に必要な資材や人員を運ぶトロッコが観光客も乗せるようになったのは、黒部峡谷の入り口に位置する宇奈月温泉が観光地として人気を集め、地元から「観光向けにも使えるように」という声が上がったのがきっかけという。

 同社の子会社として設立された黒部峡谷鉄道が運行を始め、以後、「トロッコ電車」の愛称で親しまれている。

 発電所で作る電気は流れの向きが周期的に変わり、電圧が調整しやすい交流式だが、トロッコ電車は直流方式。
そのため、機関車には沿線6カ所の変電所で交流の電気を直流に変換し、送電している。電流の向きや、電圧を制御する機械ごと取り換えられる交流方式の電車と比べると、機械の構造が複雑で、メンテナンスにも手間がかかるという。

 全国的に需要が減っているため、車輪を動かす直流用のモーターは、取引先のメーカーでもすでに製造していないという。「だからこそ、今あるものを大事に使っています」と電気車両課の水島永人課長(58)が話してくれた。

 トロッコ電車の運行は昨年11月で終了し、4月の部分開通に向け、整備作業が続いている。機関車23両と客車138両が対象で、整備士のほかにも運転士や改札担当の社員も応援に駆けつけ、のべ約2400人態勢で取り組む。

 同鉄道は2011年、交流方式の機関車を2台購入する予定だ。「部品も安く、手間も減る」と水島課長。「これも時代の流れ。でも、今までの機関車も、手間がかかる分、愛着があります」


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