09/04/12 02:06:11 +DYLNbK10
長年乗っていますが、ここ数年でとくに経営状況が悪くなっているのは一般乗客としても感じます。
他社沿線に比べて、南海沿線は人口の伸び悩みが厳しく、データを調べてみると、1995年のなんば駅の乗降客は48万人いたのに、
2007年では27万人となっています。激しい落ち込みです。
並行するJRの利便性向上や地下鉄の開通などもありましたが、それ以上に、南海沿線への人口流入が少なすぎると思います。
南海沿線のイメージの悪さはいまや全国区となっており、こと大阪といえば「転勤族は北(北摂)にすむのが良い、
南はコテコテ」などということがまことしやかに説かれているため、南海沿線には新しい世代が育たず、
いまや沿線の病院や学校がどんどん潰れていっています。
私自身、1980年代に転入者として入りましたが当時も沿線の産業的な地盤沈下は進んでいましたが、
それでも実際にはかなり住み良い地域だったのです。
が、こうした風評によりさらに被害を受け、自治体はインフラ整備もままならず、実際にすみにくくなってきています。
南海のダイヤもかなり削減され、今は非常に使いづらい、走らせる側本位のダイヤで、利用者としてかなり不満がたまります
(都市部なのに、15分に一本しか電車が来ない!)し、実際に南海はアホらしくてもう乗れんから阪和線に変えたという声が少なくないです。
南海としては血のにじむようなコストダウンで何とか食いつなごうとしての合理化でしょうが、弊害のほうが明らかに大きいようです。
古くても使えるものは使うというのは確かに昔から続く南海や関西全体の精神なのですが、それ以上に今は経営が間違いなく苦しいと思いますよ。
有料特急の車内整備くらいきちんとしてほしいものです。
私は別に南海の関係者でもなんでもありませんが、いまや、南海を長く利用してきた一般乗客として恥ずかしいレベルになっています。