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仁川空港鉄道は、上りと下りがそれぞれ1本で、急行のKTXがスムーズに通ることができるよう、途中に「バイパス」施設が必要であることが
調査の結果、分かった。雲西(ウンソ)駅や桂陽(ケヤン)駅、デジタル・メディア・シティ駅などの空港鉄道の10駅に、鈍行列車(一般鉄道)が
待機できるように、施設の改善作業を行う計画だ。
このため、仁川空港鉄道の2段階区間が来年末に完成されても、実際、KTXが運行するためには2年程度、さらに待たなければならない。そうなれば、
仁川空港鉄道は、急行の高速鉄道と鈍行の一般鉄道に分けて運行することになる。日本成田空港~東京駅の間でも、このような形で鉄道が運行されている。
また、KTXは、ソウル駅~仁川空港駅の間で、1カ所のみ停車することになる。停車駅としては、仁川地下鉄1号線と乗り換えができる桂陽駅や、
仁川経済自由区域のチョンラ地区に新設されるチョンラ駅が検討されている。
ソウル駅には、海外への通関手続きや旅客機の搭乗手続きができる都心空港ターミナルが、別途設置される。ここでは免税店も運営する計画だ。
リムジンバスの乗客向けのソウル江南区三成洞(カンナムグ・サムソンドン)の空港ターミナル、鉄道利用客のためのソウル駅空港ターミナルの
2ヵ所、都心での空港ターミナルが運営されることになる。
2年前に開通した仁川空港鉄道は、韓国内初の民間資本によるインフラ(SOC)だが、需要予測を誤り、年間1000億~1600億ウォンを
国庫支援を受ける悩み種となってきた。利用客が予想値の7%台にとどまっているためだ。コレイルは最近、空港鉄道の民間持分88.8%(1兆
2058億ウォン)を買い付け、KTXの延長など、大々的な運営の改善作業に着手した。