10/04/17 00:49:14 CxxHJYEL0
チェコ先輩後輩がSWE先輩後輩を男部屋に運び入れても、
アボらしき何かとユヅルは目を覚まさなかった。
ポーゥポーゥとご機嫌なミハルをよそに、トラは混乱していた。
とりあえずミハルを黙らすにはどうすればいいだろう。
鼻ピーが抜かれ、ペシャラたんから戻ったADSLは、すっかり意識を失っていた。
「ポーゥ!」
簡易キッチンでおしぼりを濡らしてきたミハルが、先輩にそれを渡す。
MJ化していてもそれなりに気が効くが、うるさい。
「クリス、大丈夫か……?」
「僕は平気だ……誰かが、僕を、呼び戻してくれた。
僕を支配していた何かも、今は何処かに行ってしまったみたい」
「……どういうことだ?」
「僕の中から生まれた何かが、僕を支配していた。あれはウィルスなのかな……。
わからない。ジョニーの血液で、症状は治まったはずなのに。
でも、あれが完全に僕を支配してしまえば……心臓が止まってしまえば……」
囁くように息も絶え絶えに言って、べるるんは、すっと眠りについた。
シリアス展開の連続でトラが困り果てそうだ!
誰か、トラの手助けをしてあげてくれ!