10/02/11 22:41:02 XjCy9YjR0
フィギュアで早くも駆け引き=ジャッジのメールで物議
バンクーバー五輪で激しいメダル争いが予想されるフィギュアスケートの開始を前に、
各国間の駆け引きが表面化している。
ある米国人ジャッジが他国のジャッジと役員に送った複数の電子メールが物議を醸し、早くも「北米」対「欧州」の対立構図が浮き彫りになってきた。
カナダ紙によると、電子メールは「(表現面を示す)演技構成点を正確に付けるように」促す内容だった。
トリノ五輪男子金メダリストで今季から競技復帰したプルシェンコ(ロシア)が「ジャッジが誰かの順位を上げたいと思えば、
彼らはそうできる」と語ったため、とされる。
プルシェンコの真意は、優勝した1月の欧州選手権で3位だったジュベール(フランス)に
演技構成点の「技のつなぎ」で高得点がついたことへの疑問だった。
欧州内で沸いた論争に米国人ジャッジが絡んだことで、フランス連盟会長が「米国のロビー活動は順調のようだ」と仏紙に語るなど、
やや複雑な様相に。混戦の男子に欧州、北米のメダル候補が多いことが拍車を掛けている。
男子ショートプログラムが間近に迫ったバンクーバーでも反応は早かった。
10日、男子の強豪チャンを擁するカナダが公式会見に臨むと、チームリーダーが冒頭、
「彼らはスケートをするためにここにいる。ジャッジの件で質問がある人はわたしへ」とけん制した。
トリノ五輪の女子で審判団に加わったこのチームリーダーは「意図は分からないが、選手の集中を乱しているのは不幸なこと」と顔を曇らせた。
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