10/03/03 16:18:20 aYVQk9Vq0
バンクーバーで男子SPが終了した後、中国のネットにこんな記事が出ていました
長いのですが、面白かったので抄訳を投下してみます
題して「中国はいつ氷上の『花男』になれるのか」
原題にある「花様男子」は「花より男子」の中国語の題名ですが
中国語でフィギュアスケートは「花様滑冰」なので、それにかけているのだと思います
現状:昔の輝きはなく、バンクーバーに中国人は誰も参加していない
カク・セイシン、チェンジャン両雄が競っていた時代、中国男子シングル選手は簡単にオリンピック参加資格を獲得していたし、
長期に渡ってワールド、GPSで8位以内に入っていた。
90年代、中国男子シングルは世界の一流国に入っていた。98年の長野オリンピックではカク・セイシンが8位となった。
これは中国男子シングルの冬季オリンピック史上最高の成績だ。
その後、チェンジャンが2002年塩湖で9位、03、04年世選で4位となり、中国男子シングルの世選最高記録を作った。
トリノでは、歴史的記録をあげることはできなかったが、張民が10位となった。
今の中国シングルは端境期にあり、後継者に乏しい。
うー君、ソンナンなどが国内試合では中堅として活躍しているが、この二三年、世選では表現面で悪くなりつつある。
バンクーバー出場資格をかけた去年3月の世選で、うー君は失敗し、その後の最後の出場資格をかけた試合に賭けることになった。
しかし残念なことに、中国唯一の参加選手であるうー君は、実力を発揮することが出来ず19位となり、
バンクーバーの参加権を得ることができなかった。
原因一:後継者不足 入門者はわずか数千人
中国フィギュアスケートチームの王玉民が言うには、中国の男子シングルは新旧交代の時期にある。
成績が一気に下がった主な原因は、後継者不足にある。
若い選手は、互いに競い合うこともできない。
トリノの後、実力のあるベテランが引退し、中国の男子シングルチームは、まだ若手が育っていないという問題が明らかになってしまった。
「新旧交代の時期に、我々は準備蓄えが不足していた。若手がついてこなかった」王玉民は例を挙げて説明した。
アメリカにはフィギュアスケート選手が数十万人以上いる。それに比べ、中国は基盤が薄い。
「中国ではフィギュア人口は千人弱、加えて、入門者は1000-2000人ほどだ」
これにはベテラン、チェンジャンも同感だという
「ボクたちが子供の頃、練習の時は同じ位の年齢の選手がたくさんいた。
皆で一日中、抜きつ抜かれつ練習した。がんばらないと淘汰されちゃうからね。
でも今、初心者から国家チームまでの総人数は、以前の一つの省の選手の数くらいだ」
この数年、中国男子シングルは新人が減っていて、若手選手の間では互いに競い合うこともできない。
昨年、五輪前の国内大会で、うー君の状態は既に良くなかった。
オリンピックセンターは(最終選考会に)派遣する選手の交代を考えたが、うー君ほどの技術力と試合参加経験のある選手がいなかったため、
最終的に彼を派遣したといわれている。
(つづく)