09/08/15 16:28:59 oQUvYFZW0
作者の制作時の心理状況を後づけで解釈に反映させるのは純粋な芸術の楽しみ方じゃないかもしれないけど
ラフマニノフが「鐘」を作曲した当時ってどういう心理状態だったんだろう。
「鐘」で絶賛されて差人気作曲家のとして認知されたから希望と意欲に燃えていた時だったんだろうね。
どちらにしてもロシア人気質は基本が欝的な気質らしいから、曲のもつ重厚で一見暗い感じは
テーマと直結はしなさそう。
ただ個人的には「鐘」は重厚で荘厳で重いんだけどなぜか悲しいとか暗いイメージはない。
強くまさに真央が言うように、下から突き上げるというか湧きあがる強大なエネルギーを感じる。
神聖とか透明感、浄化されるという印象は自分もない。
神聖よりは荘厳、厳格、厳粛、透明感よりは重厚、混沌、かな。
浄化されるよりは神の救済、鎮魂かな。
最後は教会の鐘の音と共に、長く厳しい冬が終わり希望の光が差し込むようなイメージ。
ロシアの長く厳しい冬を、今まで真央に降りかかってきていた苦難と捉えると
それに逃げることなく立ち向かい闘い抜き、最後は乗り越えて希望の光が真央を照らすいうイメージ。
個人的な結論、「鐘」は決して暗くはないと思う。