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>>32の「不自然に消された」記事
このままでは「バンクーバー」が危ない!? 真央ちゃん右ひざ故障報道の「策謀」
フィギュアスケートの4大陸選手権でライバル金妍児(韓国)の後塵を拝した浅田真央。
不調の原因をめぐっては「怪情報」が流され、「真央ちゃん」を大いに困惑させた。それ
ばかりか、彼女の「強化体制」そのものを揺るがす重大事案が浮かんできたのだ。
「グランプリ(GP)シリーズ、GPファイナル、国内選手権、4大陸選手権と連戦なので、
真央ちゃんに限らず選手がどの試合にも全力投球するというわけにはいきません。
4大陸選手権でジャンプが不調だったのは、3月の世界選手権を見据えての調整過程
だったからなのです」(現地取材をしたスポーツライター)
カナダ・バンクーバーで開かれた4大陸選手権(2月4~7日)で、ショートプログラム
6位の出遅れが響き、3位に終わった浅田真央選手(18)=愛知・中京大中京高3年。
冒頭のような冷静な分析がある一方で、演技全体に精彩を欠いていた点がクローズ
アップされた。
そうしたなか、共同通信が2月7日に配信した一本の記事が思わぬ波紋を広げて
いたのだ。問題は次のくだりである。
「1月中旬の練習で右ひざを痛め、その後は十分な練習が積めていなかった」
右ひざ故障と報じられた浅田本人は、現地の会見で「それは全然ないです」と全面
否定し、まったくの「怪情報」扱いだったという。それだけでは収まらず、「右ひざ故障」
の出所をめぐってはタチアナ・タラソワコーチ(62)や浅田がマネジメント契約するIMG社
などで作る「真央チーム」が大いに憤っていたのだ。
「真央は、けがなんてしていないのです。(右ひざ故障報道には)非常にビックリして、
迷惑しているんですよ。日本スケート連盟のある幹部が(報道機関に)この情報を流した
と聞いていますが、勝手なことを言わないでほしいです」(浅田と親しい関係者)
「これまで、(浅田にも)成長痛のような痛みがあったことは確かです。トレーナーには
腰痛を口にしたことがあります。右ひざ故障は本人が否定していますが、誰かが真央の
足を引っ張りたかったのか……。(情報を流した)その意図がさっぱり分からないですね」
(浅田のマネジャー)
一方で、「出所」として疑念を向けられた日本スケート連盟側は「右ひざ故障は全然、
聞いていない」(吉岡伸彦・フィギュアスケート強化部長)。要するに「そもそも把握して
いなかった」という反応だった。
ところで、4大陸の不振に絡んでは、右ひざ故障報道とは別に、実は浅田には心配の
種が一つあった。「これが4大陸選手権の演技にも影響した」というのだ。浅田の知人が語る。
「4大陸で戦っている間も、真央は『代えるつもりのないコーチを代えられちゃうのかな』と
すごく動揺していました。バンクーバー五輪までは、現在のタラソワコーチでいくと決めて
いるのですが、連盟の中では真央のコーチを変更させようとする動きがあると聞いている
のです。今のところ、直接は(そういう打診などは)ないのですが……」
解説が必要だろう。昨年6月から浅田を指導するタラソワコーチは荒川静香、アレクセイ・
ヤグディン(ロシア)のほか、アイスダンスやペアを含めた五輪金メダリストを指導してきた
「チャンピオンメーカー」で知られる。
だが、荒川の指導をめぐっては、トリノ五輪のわずか2カ月前にニコライ・モロゾフコーチ
への交代を余儀なくされた経緯がある。仕掛けたのが、あの「女帝」、城田憲子・元フィギュア
強化部長だったとされる。