09/03/30 15:42:01 jJ0HxTYE0
普段は新聞屋さんの勧誘は必ずお断りするのですが、
なぜか先週、久しぶりに紙面の独特の匂いを嗅ぎたくなり10年ぶりに契約w
そんな今朝のスポーツ欄より1つの記事をご紹介。(既出なら陳謝)
『荒川静香の目』(2009.3.30.読売朝刊)
滑り終えた浅田選手が「ホッとした」と言ったきもちがすごくよく分かる。
世界チャンピオンとして十字架を背負って戦ってきたはず。
目に見えない重荷を下ろせたような気分になったのではないか。
私も2004年の世界選手権で優勝して、翌年にチャンピオンでなくなった時、
「ああ、よかった。これで追いかけるものが見つかった」と思った。
浅田選手も、いいワンクッションになる、と前向きにとらえればいいと思う。
守りに入るより、もう一度トップを奪いにいく立場の方が
アグレッシブに滑れるし、気持ちもコントロールできる。
技量を持っている選手なので慌てる必要はない。
今回は勝つための構成というより、
「五輪でトリプルアクセルを2度飛ぶために、試しておきたかった構成」
だった感じがする。
試さなければ、本番で使うことは出来ないし、
試すだけのバリエーションがあるのが浅田選手の強みだ。
金選手が、現在あるものに磨きをかけていくタイプだとしたら、
浅田選手は、選択肢をたくさん持っている選手。
五輪へ向け、勝つための構成を練り上げてくるはずた。
(トリノ五輪金メダリスト)