09/02/01 17:42:55 AryK7HVw0
酔っぱらいメガネで飲酒運転撲滅へ 小沢樹里さんら遺族の思いかなう 2009.1.6 09:00
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
女性警察官が酔っぱらいメガネをかけ、床に置いたボールを掴もうとしたが、なかなか掴めなかった=5日
午後2時半、さいたま市浦和区の埼玉県警 悲惨な飲酒運転をなくすため、埼玉県警は1月中に、深酔い
状態を体験できる特殊なメガネ「酔っぱらいメガネ」を、県内各警察署と運転免許センター(鴻巣市)に配備
する。免許更新の講習会などで、酒を飲んで運転することがいかに危険かをドライバーに実体験してもらう
ことが狙い。県警によると、こうした取り組みは全国でも珍しいという。
酔っぱらいメガネは外見は普通のメガネだが、かけた途端、周りの景色がグルグル回り始め、真っすぐ歩け
ない状態になる。
実際に試着した中村孝司交通部長は「床に置かれたボールを取ることすら難しい。酩酊(めいてい)状態とい
っていいだろう」と効果を説明する。
このメガネが配備されることになったのは、平成20年2月に熊谷市で起きた危険運転致死傷事件で両親を
亡くした小沢克則さん(32)と樹里さん(28)夫妻らの飲酒運転撲滅に向ける強い思いがあった。
小沢さん夫妻は事件後、酔っぱらいメガネの普及に尽力。県警にも「飲酒運転の数は減っているが、悪質さ
は増している。飲酒運転に対する取り組みをもう一度見直してほしい」と要望していた。
県警が購入したメガネは計50個。各警察署に1個ずつと、運転免許センターに10個を配布し、1個は広報用
として活用する。数に限りがあるため、免許更新者全員が着用するのは難しいが、希望者には受講の際、メ
ガネを着用して歩いたり、バウンドして向かってくるボールを取るなどしてもらうという。
樹里さんは「飲酒運転撲滅には、運転手だけでなく、同乗者など周りの人の意識も必要。1人1人の意識改革
につながってくれれば」と期待を寄せている。
県警は21年の重点施策で、これまで明文化されていなかった「飲酒運転の撲滅」を盛り込んだ。メガネの配
備をひとつの起点にして、飲酒運転に新たな姿勢で取り組む方針だ。