09/04/28 23:02:02
私服に着替えたマリーを紹介しようとしたアレルヤの言葉は、
しかし冷たく鋭いナイフのような声によって切り裂かれた。
「-ソーマ・ピーリス」
ただ名前をつげられただけである。だたアレルヤは、
はじめそれがフェルトの口から発せられたものだとは信じられなかった。
突き放すような、拒絶するような色彩を帯び、一瞬で空気中の水分さえ
凍りつかせてしまう雰囲気すらあった。敵意を含んでいると言ってもいい。
驚いているアレルヤたちに顔も向けず、フェルトが続けた。
「・・・・四年前、国連軍のパイロットとして、わたしたちと戦った」
「フェルト」
「その戦いで、わたしたちは失ったの。クリスティナを、リヒティを、
モレノさんを・・・・・そして・・・・」
フェルトが射すくめるような目でマリーを見る。
「ロックオン・ストラトスを・・・・・!」
「わ、私・・・・・」
差し向けられた眼光に、マリーがたじろいで後退る。
「いいんだよ、それで」
そうアレルヤは言った。
「ぼくたちは、家族なんだから……」
フェルトがハッとするように、目を見開き、それからゆっくりと表情をゆるめる。
それは野に咲く小さな花のような笑みであった。
>突き放すような、拒絶するような色彩を帯び、一瞬で空気中の水分さえ
凍りつかせてしまう雰囲気すらあった。敵意を含んでいると言ってもいい。
>それは野に咲く小さな花のような笑みであった。
マリーへの態度と慰めてもらったアレルヤへの態度のこの温度差何?