08/08/12 22:01:03
主な登場人物
*プリベンターと、その関係者*
(日々、世界平和の為に戦ったり、戦わなかったりする)
パトリック・コーラサワー
主人公。コードネームはプリベンター・バカ。
プリベンターが誇る変態一号。
何か行動を起こすたびに問題が発生するスペシャルバカ。
元AEUの少尉らしいが退役した理由は不明。
何が起きても生還率100%。
今日もわが道を突き進む。
グラハム・エーカー
コードネームはプリベンター・アホ。
プリベンターの変態二号。
独特の美意識を持ち、発せられる言葉はグラハム語と称される。
ガンダムラブでプリベンターにきたらしいが詳細は不明。
五飛の師匠(ガンプラの)
アラスカ野ジョシュア
コードネームはプリベンター・マヌケ。
プリベンターの変態三号。
グラハムによってむりやり加入させられたかわいそうな人。
あげくコーラさんによって呼称が「アラスカ野」になってしまった。
すげえヘタレ。
3馬鹿の中では意外とまとも。
ヒイロ・ユイ
コードネームはプリベンター・ウイング。
Wの主人公だがここでは影が薄い。
MS(ミカンスーツ)の操縦から家事全般まで何でもこなす。
リリーナの漫才がトラウマとなる。
デュオ・マックスウェル
コードネームはプリベンター・デス。
お調子者。
立場上自然とつっこみ役になる(というか唯一の突っ込みキャラ)。
喋る回数はコーラさんに次いで多い。
トロワ・バートン
コードネームはプリベンター・ウエポン。
口数は少ないがやるときはやる男。
『しまっちゃうおじさん』を恐れる、妄想少年。
3:通常の名無しさんの3倍
08/08/12 22:01:51
カトル・ラバーバ・ウイナー
コードネームはプリベンター・サンド。
プリベンターの良心。
の筈だが意外と黒い。一度キレると誰も止められない。
張五飛
コードネームはプリベンター・ドラゴン。
得意技はコーラサワーいじり。
強引すぎる手段で事件を解決しようとする。
グラハムの策略によってガンプラ作りにはまる。
サリィ・ポォ
コードネームはプリベンター・ウォーター。
プリベンターの現場部隊のまとめ役。
コーラさんの暴走に頭を痛める毎日。
ヒルデ・シュバイカー
コードネームはまだない。
キレたら怖い。
得意技はフライパン投げ。
レディ・アン
コードネームはプリベンター・ゴールド。
プリベンターのリーダー。
本編にはあまり登場しないが、コーラさんやグラハムの加入を認めるある意味心のデッカイ人。
シーリン・バフティヤール
コードネームはまだない。
皮肉屋メガネ。
レディ・アンの秘書みたいなことをしているらしい。
ビリー・カタギリ
みかんエンジンを発明した天才科学者。
喋りだすととまらない。
プリベンターに自身の開発した発明品を提供してくれる。
グラハムの一応友人。
マリナ・イスマイール
プリベンターのスポンサーその1。
この世界ではプチセレブ。
重度のショタコン。
20歳以上の男には容赦無くスタンガン攻撃を食らわせる
4:通常の名無しさんの3倍
08/08/12 22:02:46
ドロシー・カタロニア
プリベンターのスポンサーその2。
自身の屋敷の庭にはイカしたセンスの像が沢山立ち並んでいる。
本編と同じく、気分屋と見せかけて意外と色々考えているお嬢様。
リリーナ・ドーリアン
外務次官。
ドロシーとお笑いコンビ『リドリロ』を結成。
夢はM●1グランプリ優勝。
ヒイロの恋人。
*マイスター運送*
(『24時間何処でも何でも運びます』がモットーの民間企業)
刹那・F・セイエイ
マイスター運送の配送係。
無愛想。
ハローキ●ィちゃんマニア。
アレルヤ・ハプティズム
マイスター運送の配送係。
客に愛想の悪い刹那をたしなめた。
ロックオン・ストラトス
マイスター運送の配達係。
事実上マイスター運送のまとめ役。
問題児が多く気苦労が絶えない。
ティエリア・アーデ
マイスター運送の配送係。
愛銃(水鉄砲)『ヴァーチェ』を携帯している。
絶望するのが日課。
リヒテンダール・ツエーリ
マイスター運送の配送係。
陽気な性格。
同僚のクリスティナ・シエラに片思い中。
デュオと仲が良い。
スメラギ・李・ノリエガ
ビリーの同窓(ビリーには九条君と呼ばれている)。
一升瓶を持った酔っ払い。
5:通常の名無しさんの3倍
08/08/12 22:03:54
*人類革新重工*
(『揺り籠から墓場まで』が社訓。ここ数年、日の出の勢いで伸長を遂げている気鋭の企業)
セルゲイ・スミルノフ
人類革新重工の商品開発部部長。
心の俳句を詠む。
俳句を詠む前は必ずブツブツと呟く。
ソーマ・ピーリス
セルゲイの秘書。
現在「バケラッタ」という言葉にこだわっている。
コーラサワーと奇妙な友情が芽生える。
ミン
人類革新重工の商品開発部係長。
中間管理職。
このスレでは数少ない普通の人。
*その他、頻繁に登場する人々*
カティ・マネキン
元AEU大佐。
現在は歌手デビューし、世界の歌姫として各地を飛び回っている。
なんだかんだでコーラサワーの事が好き(?)
アリー・アル・サーシェス
別名ゲイリー・ビアッジ、またはひろし。
PMCのちょっかいかけ担当。
世界が平和になって仕事がなくなったのでプリベンターを逆恨みしているが、 いつもやられている。
武器はソッコ君もびっくりの異臭靴下と健康にいいアグリッサ。
トリニティズ
トリニティ運送に勤める三人兄妹。
ヨハンは腹黒、ミハエルは客にけんかをうる問題児、ネーナは天然。
コーラサワーの女たち
何人いるかわからないコーラさんの愛人。
コーラさんいわく、プリベンターに入ってからはそっち方面は自重しているらしい。
看護婦
新人ながらコーラ番にされてしまったかわいそうなナース。
コーラさんが入院するたびにさんざんな目にあっている。
6:通常の名無しさんの3倍
08/08/12 22:04:29
ラッセ・アイオン
マイスター運送の配送係。
このスレにおいては完全なるノンケ。
ホモネタを振られると本気で泣く。
マリーメイア・クシュリナーダ(バートン)
レディ・アンと共に暮らす幼女。
年齢の割りに大人びておりクールな性格。
コーラサワーに懐いている。
7:通常の名無しさんの3倍
08/08/12 22:31:34
ターゲット確認。>>1乙を開始する
8:通常の名無しさんの3倍
08/08/12 23:19:06
>>1
乙
しかし90日ルールは厄介だな
9:通常の名無しさんの3倍
08/08/13 00:49:27
>>1乙
カニ食べたくなってきた
10:通常の名無しさんの3倍
08/08/13 09:22:53
みんな元気か
11:通常の名無しさんの3倍
08/08/13 10:25:23
>>1はスペシャルで、2000回で、乙なんだよぉぉぉぉぉ!
12:通常の名無しさんの3倍
08/08/13 12:02:51
>>1乙カレー
13:通常の名無しさんの3倍
08/08/13 20:46:59
前スレ落ちたので初代からのスレですがラプラスでzip圧縮したものを
ranobeのUPTESTに置いときます、up26752.zipのcola.zipというやつです
解凍パスはまんまcolaです
14:通常の名無しさんの3倍
08/08/13 21:21:37
>>13
㌧クス。
15:通常の名無しさんの3倍
08/08/14 01:11:20
初代スレの>>269
コーラさんの最終回完璧にあてやっがた
この人何?
預言者?神様?
16:通常の名無しさんの3倍
08/08/14 03:41:10
>>15
たぶん、業界の人
17:通常の名無しさんの3倍
08/08/14 11:48:51
運命の人
18:通常の名無しさんの3倍
08/08/14 15:28:11
紫のバラの人
19:通常の名無しさんの3倍
08/08/14 15:29:02
マシュマーは赤い薔薇だっけ
20:通常の名無しさんの3倍
08/08/14 22:11:51
薔薇薔薇殺人事件
21:通常の名無しさんの3倍
08/08/14 22:54:14
>>20
妙に上手い事言うな。
22:通常の名無しさんの3倍
08/08/15 00:08:52
大佐はコーラさんのファム・ファタール
23:通常の名無しさんの3倍
08/08/15 00:35:00
ファムファタールといえばブライアン・デ・パルマの映画
未見だがえらく評判悪いそうで
24:通常の名無しさんの3倍
08/08/15 02:12:31
ファム・ファタール=運命の女
赤い糸的な意味のほか、良くない運命に導く悪女の意味もアリ
25:通常の名無しさんの3倍
08/08/15 09:21:42
二期の情報もぼちぼち来てるな
26:通常の名無しさんの3倍
08/08/15 23:28:15
>>24
1期のコーラの生還率を見る限り、後者の意味ではあり得なそうだな。
…2期で後者の意味になっちまったら俺、もう00を見たくなくなるかもしれない…ので。ならない事を祈りたい。
27:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/08/16 02:02:28
プリベンターは極東の島国のとある海辺にやってきている。
何故か、それはえーとえーと、新スレなので一応説明しておこうかと思ったけど面倒臭いのでやめておく。
ぶっちゃけくどいし今更だし。
「さて、それではカタをつけるとしますかね」
「相手が生き物でないという可能性が出た以上、多少強引でも仕方ありませんね」
デュオ・マックスウェルとカトル・ラバーバ・ウィナーは砂浜で、足元に打ち寄せる波を見やりつつ言葉を交わした。
昨晩の夕食時、コーラサワーがポツリと呟いた一言がきっかけとなり、手探り状態を脱することが出来た。
巨大カツオノエボシの直接的被害に遭った人間がいないという事実、
これはすなわち、巨大カツオノエボシがその大きさに見合った触手を持っていない可能性があるということ。
さらに推測すると、つまりは巨大カツオノエボシは本当は「カツオノエボシではない」ことになる。
「二人とも、海の具合はどう?」
「いい感じに穏やかだな。で、そっちは?」
「シーリンを通じてレディに連絡が取れたわ、すぐに手配するって」
プリベンターの現場のリーダー、サリィ・ポォは昨晩決断した。
巨大カツオノエボシが偽物であるという疑惑が浮かんだ以上、より突っ込んで解明を行わねばならないと判断したのだ。
カツオノエボシが出るまで待ってそこを押さえるというモグラ叩き作戦を捨て、
周辺海域を押さえて海中を虱潰しに当たっていく絨毯爆撃作戦に変更したわけだ。
「海洋警備隊を動かしたんですか?」
「さすがに私たちだけじゃ数が足りないからね」
海洋警備隊とは、まぁ海の警察と思ってもらって差し支えない。
潜水艦を含む専用の船舶と装備を持ち、「軍隊」が無くなった現在の世界に置いて「戦力」的に見れば単純に最強組織であろう。
「MS(ミカンスーツ)は?」
「五飛に頼んでこっちに人数分持ってきてもらうことにしたわ」
「水中用に整備は出来てるんですか?」
「カタギリ博士によるとバックパックを交換するだけで全環境に対応出来るそうだから問題ないでしょう」
世紀の天才ビリー・カタギリによるMS(ミカンスーツ)はミカンエンジンで動く超スグレモノ。
宇宙でも空でも地上でも水中でもフルに対応出来ちゃうトンデモな代物なのだ。
正直、武器は捨てたとか何とか言ってもこういったモノがあるかないかでやり方は全く違ってくる。
何しろプリベンターには世界中でもトップレベルの「MS(これはモビルスーツ)乗り」が集っているわけだし。
「時間的に見て遅くとも今日の三時ころまでにはこちらに着くと思うわ」
「よっしゃ!」
パン、とデュオは掌を音高く叩き合わせた。
顔には気合いが満ちている。
何だかんだで方針が決まって動くとなれば、自然と活力が湧いてくるのが人というものである。
「五飛も加わるんですね、サリィさん」
「そうよ」
「一人使い物にならないからな」
デュオが言う一人とは、アラスカ野ことジョシュア・エドワーズさんのこと。
ここに来るなり調子こいて海中に突撃したはいいが、
共に行ったグラハムのペースについていけずに体力を使い果たしリタイアしてしまったのだ。
まったくもってデュオの言う通り使い物にならんヤツであることよ。
28:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/08/16 02:03:19
「彼は?」
「あのバカならまだ寝てるぜ」
バカ、それすなわちパトリック・コーラサワーさん。
昨日夕食で腹いっぱいカニを食べたコーラさんは今、現地本部(旅館の一室)で高イビキをかいている最中。
今は午前の十時過ぎなので完全なる朝寝坊なのだが、起こしてもうるさいだけなのでサリィはほったらかしにしている。
世界平和を守る隠密同心とは思えぬルーズさと突っ込むなかれ、普通の出勤とはわけが違う。
事件現地に出張ったなら出張ったなりに扱いを変えないとやってられないんだから。
まぁコーラさんは朝はむしろ早い方なので、今回に限って言えば朝寝は彼の怠慢ではある。
「もう一人のバカはあそこ」
「え?」
サリィはデュオの指差した方を見た。
海岸の奥、岬状にちょっと出っ張った岩地がある。
「トレーニングだとか何とか言ってあそこら辺を走ってる……と思う」
「……元気ね」
「血の気が多いとかいうレベルじゃないですね」
「だからバカなんだよ」
もう一人のバカ、はいご存じエーカーさんちのグラハム君である。
体の頑丈さならコーラサワーに一歩劣っているかもしれないが、単純な体力ならグラハムの方が断然上であろう。
沖合まで泳いでピンピンしているのだからなまじのパワーではない、さしゅがアスラ、おっと失礼さすが阿修羅。
「こっち管轄の海洋警備隊責任者のそろそろ来るわ、旅館に戻って具体的な作戦を練りましょう」
「りょーかい」
三人は旅館へと足を向けた。
さぁ、巨大カツオノエボシ退治はいよいよスタートラインで発走前。
少年マンガ的にここでタコ次回もとい以下次回、あしからず。
で、肝心のコーラサワーさんは。
「ムニャムニャ大佐ぁあ、もう食べれませんん……」
朝寝で夢の中なのだった。
はよ起きろバーロー。
プリベンターとパトリック・コーラサワーの心の旅は続く――
コンバンハ。
あれ、何時の間にオリンピック始まったんであれれサヨウナラ。
29:通常の名無しさんの3倍
08/08/16 08:31:06
>>土曜日氏
GJ&乙です!
っていうか、文章なのに噛んでどうするんすかw>さしゅがアスラ
30:通常の名無しさんの3倍
08/08/17 00:37:51
ううん
31:通常の名無しさんの3倍
08/08/18 00:06:17
イラスト神降臨祈願
32:通常の名無しさんの3倍
08/08/18 11:04:26
奴との対決は持ち越しかー。続き機体おっと期待してます!
ところで3馬鹿は何しにここ来たんだ、カニ食うためだけかwww
33:通常の名無しさんの3倍
08/08/18 17:19:48
ここのほのぼのぶりを思うと二期が少し怖いな
黒田・水島だから皆がハッピーにはならんと思うが、
願わくば四年後のコーラさんたちがこのスレで無事ハチャメチャれますように‥‥
34:通常の名無しさんの3倍
08/08/18 18:36:43
>>33
わたしも願わずにはいられないなぁ、ガンダム!
…ハム風に言いたかっただけさ、吊って来る…
35:通常の名無しさんの3倍
08/08/19 14:23:18
ネ申待ち
36:通常の名無しさんの3倍
08/08/20 12:14:01
二期でコーラさんはアロウズなのか?
37:通常の名無しさんの3倍
08/08/20 17:00:55
いいえワロウズです
38:通常の名無しさんの3倍
08/08/20 19:35:34
>>37
妙に上手い事を言うなw
39:通常の名無しさんの3倍
08/08/21 11:12:03
エロースなら納得いくんだが
40:通常の名無しさんの3倍
08/08/21 15:45:23
まさかのアホウズ
41:通常の名無しさんの3倍
08/08/22 10:26:53
二期は退場劇が続きそうで怖い
42:通常の名無しさんの3倍
08/08/22 13:43:14
アロウズエッサイム
43:通常の名無しさんの3倍
08/08/22 15:54:22
HGデモカラーイナクトに対応するサイズのゴッドマンのフィギュアってないかなあ…
44:通常の名無しさんの3倍
08/08/22 16:52:52
ゴッドマンって何だっけ
レッドマンやグリーンマンみたいなやつだっけ
45:通常の名無しさんの3倍
08/08/23 00:49:25
>>41
正直、一期からの残留組は生存を期待してない
コーラさんも下手に出番が増えたら今度こそ危ない気がしてならない
46:通常の名無しさんの3倍
08/08/23 07:57:00
死なないというイメージが強い分あっさり始末されてもおかしくない
おかしくないができればきのこってほしい
47:通常の名無しさんの3倍
08/08/23 13:34:35
一期のあれもフェイントだと思わなかった。らしい最後だと
二回目はなさそうだから二期は普通に無事だといい
48:通常の名無しさんの3倍
08/08/23 19:24:20
ハムは刹那
アリーは刹那と新録音
ソーマはアレルヤ
セルゲイもアレルヤ
アンドレイも多分アレルヤ
ビリーはスメラギ
リジェネはティエリア?
ズンボリもティエリア?刹那?
ネーナは刹那
沙慈はルイスまたは刹那
コーラさん絡む相手いない…強いて言えば大佐だが大佐は敵じゃない…
49:通常の名無しさんの3倍
08/08/23 20:25:55
>>48
総合軍になったから、ちょっとだろうけど、ハムやソーマやセルゲイと絡むかも。
…あくまでもこれは予想の範疇だが。
50:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/08/23 23:00:13
極東の某島国の某海辺で発生した巨大カツオノエボシ襲来事件。
何やかやでそれの解決に駆り出されたプリベンターであったが、
当初は皆目見当がつかなかったこの事件もとうとう大きな進展を見せた。
コーラサワーの何気ない発言にヒントを得たサリィ・ポォが物量による絨毯爆撃作戦に打って出たのだ。
海洋警備隊と連携を取り、周辺海域を徹底的に捜索、そしてその結果。
「ボスゥー! こちらの位置を完全に探知されましたああ!」
「ざけんじゃねーぞチキショー! まだ稼ぎ足りねーってのによおお!」
複数の潜水艦による絨毯爆撃式捜査開始から二日、とうとう『謎の巨大カツオノエボシ』の捕捉に成功したのだった。
「くそったれめ、まさかこんなに早く感づかれるとはな!」
「ボス、どうします?」
「どうしますもクソもねーだろ、沖に向かって一直線全速力だ! 逃げきるぞ!」
今回の騒動の主犯、アリー・アル・サーシェスは艦長卓の上のウイスキー瓶を裏拳で張り飛ばした。
哀れなウイスキー瓶は床とダイビングキスをかまし、ガチャンという音とともに割れ散った。
わずかに残っていた中身が周りの床に跳ね、濡らしていく。
「あと最低でも一か月はここで荒稼ぎするつもりだったのによォ、クソッ!」
苛立つアリー。
当初の予定まで計画を進められなかったことに対する怒りももちろんあるが、さらにもう一つご立腹の理由が存在する。
まぁそれはまた後程説明しよう。
「ここで捕まるわけにいかねーってんだ! まだ改造費のローンを全額返してねーんだよ!」
アリー、貧乏臭さが板についてていと悲し。
まぁ部下を率いている以上彼らの給料まで面倒みなきゃならんわけで、
プリベンターの下っ端メンバーとして好き放題やってるコーラさんとは立場が違う。
サラリーマンとはまた異なる悲哀が彼の背中にはあるのだ。
「どうだ!? 振り切れそうか?」
「ギリギリです、ボス!」
「ギリでも何でも逃げきりゃこっちの勝ちだ、フルパワーでカっとばせバースだ!」
「了解です!」
自然保護と漁獲量安定の為に規定以上の商業的漁業が禁止されている現在、天然の魚介類の価値は常に一定で変動がない。
これにアリーが目をつけ、考えだしたのが堂々と密漁するという作戦だった。
巨大カツオノエボシ(偽装潜水艦)で海水浴客や漁船を驚かして海辺から駆逐し、
無人となった周辺の海で海産物を乱獲、それを裏のルートで売る。
実際ここまでは上手く事が運んでいたものの、さてさて悪事は続かぬものか。
いずれはバレるとアリーも思っていたが、まさかこんなに早くとは彼も予想はしていなかった。
これはアリーがマヌケというよりも、
目撃者はたくさんいるが刺された者がいないという『おかしな点』に気づいたコーラさんを褒めるべきであろう。
まぁ気づいたって言ってもコーラさんは思ったことを素直に口に出しただけだが。
51:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/08/23 23:01:43
「いいか、あと三十分で安全圏まで行け」
「さ、三十分ですか? キツイですよボス!」
「うるせぇ、行けったら行け!」
「は、はいぃ」
「あと三十分で『冬のドナタ』が始まっちまうんだよぉおぉ!」
はい、これが彼がイラついているもう一つの理由である。
そいで、冬のドナタとは何か。
答は簡単、今全世界の奥さま方の間で流行っている極東某国の連続ドラマのこと。
あまりにベタな設定とあまりにベタな恋愛劇っぷりが受け、『冬ドナ旋風』を巻き起こしているのだ。
「今日はお前、チュルさんの正体がマジンにバレる回なんだぞ!」
チュルさんとはこのドラマの主人公で、天才的なラーメン作りの腕を持っている男。
本当の名前はナニヨンというが、とある事故で記憶喪失になっており本名を含め過去のことは何も覚えていない。
そしてマジンとはそんな彼を愛する女性で、狙った獲物は逃がさないことから『魔神』と呼ばれるヒロインである。
この二人が冬のツンドラ地帯で織りなすつかず離れずの恋愛がドラマの主軸となっている。
「マジンが聞くんだよ、『あなたドナタ? まさかナニヨン? 何なのよん?』ってな!」
冬ドナ、まったくバカバカしいが逆にこのバカバカしさがヒットの要因かもしれない。
何しろ悪さ大好きな傭兵の心すら掴んじゃうんだから。
なお、冬ドナは『春夏秋冬シリーズ』の中の一作で、他に『秋のどうするわ』『夏の氷』『春のワルいやつ』がある。
「これを見逃したら一生後悔もんなんだよぉ!」
録画しとけ、というツッコミはさすがに部下の誰も口にしない。
多分ナマ派なんでしょうアリーは、色々と。
「後方の潜水艦、形状からして海洋警備隊のRX-伊78型とMS-伊06型です!」
「白いヤツと海猿か、フン、いっちょまえに脚の速いフネを出してきやがったとはな」
RX-伊78型は通称『白いヤツ』といい、その呼び名の通り船体が真白に塗られている。
最新鋭技術が投入されており、速力をはじめ全ての機能が従来のものより数段優れている海洋警備隊の主力潜水艦である。
MS-伊06型は通称『海猿』、その格好がどことなくゴリラを連想させるゴツさなのでそう呼ばれている。
RX-伊78型の一代前のトップ艦で、新鋭の伊78型が配備された今でもその脚の速さを買われて使われ続けている。
ちなみにこのもう一つ前の主力艦はMS-伊05型で、こちらは『猿』、もしくは『旧猿』が通り名になっている。
『海猿』が登場した時、よく比較されて「猿とは違うのだよ猿とは!」と言われたりしていた。
海猿も旧猿も緑がベースカラーだが、赤く塗ったからと言って三倍速く動けるわけではないのであしからず。
「海猿は問題ねぇが……白いヤツはいくついる?」
「二隻です!」
「なら回り込まれない限り大丈夫だな?」
「最高速力なら僅かにこっちが上です!」
「よし! 深度に気をつけて全力で突破だ!」
「おっす!」
「へっ! 俺を捕まえたけりゃあと十隻は用意するこったな!」
逃げきれる確信を得て、アリー思わず悪い笑いを漏らす。
が、これは彼にしては早すぎる勝利宣言だった。
『冬ドナ』見たさにやや思考が鈍っていたのかもしれない。
後ろに気を取られるあまり、前方に対する注意が甘くなっていたことに彼は気づかなかった。
そう、『白いヤツ』も『海猿』もただ追いかけているだけではなかったのだ、彼の乗る巨大カツオノエボシ潜水艦を。
追いかけているのではなく、追いこんでいたのだ、ある方向へと。
そしてその先には……。
52:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/08/23 23:03:15
「デュオ! カトル! 五飛! 準備はいい?」
「いつでもオッケーだぜ」
「問題ありません」
「やっと出番だな」
ガンダムパイロットが海洋警備隊巡視艇の上で出撃を今や遅しと待ち構えていた。
水中仕様になったMS(ミカンスーツ)に乗って。
「凄いスピードでこちらに向かってきているわ、手筈通りに進めるわよ!」
巨大カツオノエボシが近づいてきたら、その進行方向に対して巡視船が動き、海中用のネット弾を海底方面に撃ち込む。
それにかかれば一発捕獲、かからずとも巨大カツオノエボシが速度を落としたり舵を変えたりしている間にMS(ミカンスーツ)が直接接近して押さえる。
それでも逃げたとしても、後方から追い込んでいる海洋警備隊潜水艦部隊が逃げ場のないように周辺海域を確保する。
またまたさらに突破されても、巡視艇とMS(ミカンスーツ)が先へ先へと回り込む。
これの繰り返しで確実に巨大カツオノエボシを捕える、というのがサリィの立てた作戦だった。
「海洋警備隊の潜水艦のスピードに負けない速さ、この時点でもう相手は“イキモノ”じゃないわ」
「容赦しなくていいってことだな」
パシン、とデュオは手を打ち合わせた。
活劇が近づいているのだ、自然と気持ちも高まってくるというものだ。
「ところでサリィさん」
「なあに、カトル?」
「あの二人、本当にいいんですか?」
カトルのいうあの二人とは誰か。
説明すんのもバカらしいが、はい皆さんご存じのあの二人のことである。
「いいのよ」
「はあ……」
「嘘も方便よ」
今回の作戦、我らがパトリック・コーラサワーとグラハム・エーカーの両名が加わっていない。
いや、正確に言うと加わっているが加わっていない。
それはつまり。
53:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/08/23 23:05:37
「はーっはっはっは! さぁ来い巨大カツレツエボリューション! このスペシャル様がぎったんぎったんにしてやらぁ!」
「天上天下色即是空、グラハム・エーカーが毘沙門天の如き苛烈さで仕留めてやろう!」
『空中仕様』のMS(ミカンスーツ)に乗って、巡視艇の格納庫で二人は待機していた。
サリィは作戦について二人にこう説明した。
もしかしたら巨大クラゲは空を飛ぶかもしれない、そうなったら切り札の貴方達の出番よ、と。
「空でクラゲ退治か、データ取ったら今度模擬戦プログラムに追加しとこう」
「まずは上段から斬りつけるのがいいか、それとも牽制のために左右に回り込むか、ううむ」
サリィ、身内の邪魔者排除に大嘘コキコキ。
普通に考えたら相手が本物のクラゲであってもそうでなくても、トビウオじゃないんだから海から空に飛翔するわけない。
そして切り札という言葉に騙されて、両人とも巨大カツオノエボシが海から飛び出てくることを全然疑ってはいないです。
ここまでストレートにバカだともの凄く気持ちがいいが、さすがにもうちょっと疑問に思えよなとデュオでなくとも突っ込みたくなりますな。
ほんとにバカって格好いいや。
「あと十五分で冬ドナが始まっちまう! 急げ!」
「あと十五分足らずで接触よ! 各自出撃準備!」
「来やがれ巨大カッパイボジ! 模擬戦二千回負けなし! スペシャルの! パトリック・コーラサワーが待ってるぜぇ!」
巨大カツオノエボシ騒動は、ついに決着の時を迎えるのであった。
それぞれの思惑をぐっちょんぐっちょんに絡めて。
プリベンターとパトリック・コーラサワーの心の旅は続く――
コンバンハ。
次回について一言、「そ、空を飛んだ―!?」でサヨウナラ。
54:通常の名無しさんの3倍
08/08/23 23:58:44
ちょ、土曜日氏。先が気になるっ!GJ!
なんてイキイキしてるんだろう、みんな…w
55:通常の名無しさんの3倍
08/08/24 00:00:34
グラハムがすっかりサムラーイになってしまってwwwww
56:通常の名無しさんの3倍
08/08/24 17:31:26
GJ!次が楽しみだwww
なんかアリー達がドロンボー一味みたいで憎めないです!
57:通常の名無しさんの3倍
08/08/25 18:15:07
最近模倣氏バージョンのグラハムが夢に出てきた
俺は疲れてるのかと思った
58:通常の名無しさんの3倍
08/08/26 15:45:55
模倣氏の破壊力は異常
59:通常の名無しさんの3倍
08/08/27 16:58:15
今までで一番腹筋崩壊したエピは何だ?
俺は模倣氏の変態仮面と土曜日の人のロケットマン
60:通常の名無しさんの3倍
08/08/27 17:10:36
ロケットマンは今思い出しても吹くwww
あの文字の 放 れ っ ぷ り が
61:通常の名無しさんの3倍
08/08/27 19:47:34
ロケットマンは俺も笑い死にかけた
腹筋崩壊とは違うけど模倣氏のStarDustネタはなんか好き
62:通常の名無しさんの3倍
08/08/28 00:31:24
ところで二期が始まったらここも二期バージョンになるのかね
63:通常の名無しさんの3倍
08/08/28 00:37:27
1 現状維持
2 Wキャラは現状維持、00キャラは2期設定
3 00キャラは2期設定、Wキャラもそれに合わせて設定年齢に加算
64:通常の名無しさんの3倍
08/08/28 03:04:48
問題は4年後のコーラさんの性格が変わっているかどうかだ(まあほぼ100%変わっていないだろうが)
外見は全く変わっていなかったな
65:通常の名無しさんの3倍
08/08/28 15:43:53
いつまでも若々しいコーラさんか
66:通常の名無しさんの3倍
08/08/28 17:09:55
知ってるか?
コーラさんは実は周りから常に若さを吸い取って自分の物にしてるんだぜ。
現在プリベンターで少年たちに囲まれたコーラさんはそりゃもうピッチピチに…
トロワとか五飛とか年齢の割りに老成してるのはそういうことだと思うんだ。
67:通常の名無しさんの3倍
08/08/28 17:17:04
なんか創作板ができたんだって?
68:通常の名無しさんの3倍
08/08/28 20:28:59
>>66
そんなわけないと解ってはいるが、一瞬納得しかけたw
69:通常の名無しさんの3倍
08/08/29 11:13:24
外見はとにかく若くてハンサムだからな
中身は…
70:通常の名無しさんの3倍
08/08/29 16:59:02
水曜の人と不定期の人は元気かな
71:通常の名無しさんの3倍
08/08/30 11:10:09
コーラサワーやか
72:通常の名無しさんの3倍
08/08/30 11:20:16
くっそ、こんな下らんギャグで噴出すとは
73:通常の名無しさんの3倍
08/08/30 17:03:12
もっと職人降臨キボンヌ
74:通常の名無しさんの3倍
08/08/30 18:26:57
>>73
自分で書いてみるってのも……ありなんだぜ?
75:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/08/31 00:03:03
「全く信じられないぜ、潜水艦が空を飛ぶなんてな」
――海洋警備隊・巡視船『レッド・ズゴック』航海士A
「水しぶきの向こう側に太陽が見えた。一瞬美しいと思ってしまった自分が許せない」
――海洋警備隊・巡視船『ざんじまる』航海士B
「ワオ! 気づいたら目の前から追っていた潜水艦が消えたんだ! 思わず叫んじまったぜ!」
――海洋警備隊・潜水艦『G-3』船長C
「Nice Boat」
――海洋警備隊・潜水艦『ファイアクラッカー』機関士D
「BoatじゃなくてSubmarineだろボケ」
――海洋警備隊・潜水艦『ファイアクラッカー』機関士E
「ちょwwwww敵潜水艦テラチートwwwwwwwwアリエナスwwwwwww」
――海洋警備隊・潜水艦『くくるすうどん』操舵士F
「うそ……だろ……?」
――海洋警備隊・潜水艦『くくるすうどん』
「バカな、と思ったね。いや正確には……バカだな、だな」
――プリベンター・某その1
「呆れて何を言えばいいのかわからないわ」
――プリベンター・某その2
「イィィィィィィィィィィィヤッフゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウ!」
――プリベンター・某その3
◆ ◆
極東の某島国の某海辺で発生した巨大カツオノエボシ騒動。
駆り出されたプリベンターも事件解決の糸口を見つけることが出来ず、捜査は難航するかに見えた。
が、プリベンターの一員であるパトリック・コーラサワーの何気ない一言が事態を打開した。
コーラサワー曰く、「巨大カツオノエボシを見た者はいても刺された者はいない」 と。
盲点と言うにはあまりに当たり前過ぎるこの事実を前に、プリベンターの現場指揮官であるサリィ・ポォは決断した。
海洋警備隊と共同で周辺海域を絨毯爆撃式に捜索、発見次第物量で追いこむやり方に打って出たのだ。
所謂『群狼戦術』、それの孫の孫とでも言うべき作戦だが、彼女は正しく報われた。
そう、僅か二日というスピードで見事『対象』を補足することに成功したのであった。
べけべんべん。
76:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/08/31 00:05:49
「ぬ、ああああぎっちょん! 冬ドナが始まっちまうううう!」
偽装潜水艦『カツオノエボシ一号』(仮称)の中で、
靴下オヤジことアリー・アル・サーシェスは自身のボサボサの頭を掻き毟っていた。
冬ドナが何であるかは前回説明してしまったのでここで行数稼げない、じゃなくて説明したので今回は割愛する。
まぁ手短に言うと現在世界中で奥様方の心を捕えている恋愛ドラマである。
アリーは実はこのドラマの大ファンで、毎回欠かさずチェックしているというわけだ。
ホントに悪人なのかね、この人。
「ボスゥゥ、し、進路が次々塞がれていきます!」
「ワイヤーネットなんぞ無理矢理突き破れ!」
「む、無理っす! 特殊鋼で編まれたネットですよ!? 全力で突っ込んだらタダじゃすみません!」
「バカタレェ! やれると思ったらやれる! 諦めたらそこで終了だろーが!」
どこのバスケットボール監督だ。
ホントーに悪人なのか、コイツは。
さて、そんなアリーとその愉快な部下たちを追いかけ回すのは我らがプリベンターである。
現場リーダーのサリィと現在海中でカツオノエボシを小突きまわしている三人は、ほぼ勝利を確信していた。
若干手間取っているとは言え、確実に標的を追い詰めていっている。
MS(ミカンスーツね)による直接捕獲が出来なくとも、
いずれ連携している海洋警備隊の巡視艇と潜水艦とで完全に袋小路(海の中で変な表現ではあるが)に追い込めるはずだった。
「五飛! どうだ!?」
「うむ、スクリューを狙おうと思ったが、角度が合わず上手くいかなかった」
「デュオ、五飛! 一度上がって来いとサリィさんから通信です」
「よっしゃ、結構イジメてやったからな、それなりにダメージを与えたはずだぜ」
「カトル、海洋警備隊の潜水艦はちゃんと先回りをしているか?」
「ええ、僕たちが時間稼ぎをしている間に」
「時間稼ぎやってるわけじゃないんだけどな。まぁ次で決着をつけてやるさ!」
MS(ミカンスーツ。そろそろこのカッコ外したい)はリーオーのだいたい半分位の『強さ』である。
パワーアやスピードの他、全てのアビリティがオール50となっている。
開発者のビリー・カタギリ曰く、ミカンエンジンはまだまだ発展途上とのことなので、
MS(ミカンスーツでーす)はいずれより強力なモノに生まれ変わるかもしれない。
まぁプリベンターの立場もあるので、あんまり『破壊兵器的』な強さになってもマズイだろうが。
「こりゃあいつらの出番は無いかな?」
「今頃、コクピットの中で怒ってるかもしれませんね」
「ふん、それでいい。今回ばかりは人間核弾頭を使う場面もないだろうからな」
巨大カツオノエボシ、結構ここまで健闘していた。
アーム(魚や貝を取るための物)を振りまわしたりタコスミ弾(水中煙幕)をばらまいたりして抵抗して、
MS(ミカンスーツ)を振りはらい、ワイヤーネットも何とかくぐり抜けている。
だが三人が乗っているのがもしそれぞれのガンダムであったなら、
間違いなく今頃は海のモズク、じゃねえや藻屑になっていたであろう。
「ぬおおおお、また取り逃がしたのか? 何やってんだあの三人はよお!」
で、カトルに指摘された通り、パトリック・コーラサワーはMS(ミカンスーツ)のコクピット内でぎゃあぎゃあ吠えていた。
モニターを通じて外の状況が彼の目と耳に入ってくるのだが、
ジブンスキーなコーラさんにとってはそりゃもうストレスが溜まるわけで。
77:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/08/31 00:11:48
「俺ならシュパーッとズバーッとゲルググーッと崖の上のポニョーッと倒してるぜ!」
ストレス溜まり過ぎてどうやら少し思考回路がおかしくなっている様子。
なお、隣で控えているグラハムはさっきから完全沈黙中である。
どうやら頭の中でイメージバトルしているようで、こちらはこちらで出撃機会があることを全く疑っていないらしい。
バカってやっぱり素敵だね。
「もういい! 空中仕様でも関係ねえ! 今すぐ出る出る出てやる!」
コーラサワーとグラハムが乗っているMS(ミカンスーツ)はデュオたちのとは違って羽つき、つまり空中仕様になっている。
もし敵が海から飛び出したら貴方たちがトドメをさしてね、とサリィがそうしちゃったのだ。
ぶっちゃけ大ウソ、二人に邪魔されたくないからそう言ったわけだが、
何だか「宝くじの一等が当たったら結婚しようね!」みたいな無茶言い詐欺にもちょっと似ている。
まぁ現場の指揮官としてはやむを得ない、つーか当然の判断ではあった。
コーラサワーとグラハムを使って事件を解決出来ないこともないし、
二人のバカ力(バカパワーと読む。腕力的な意味ではない)が希に有効なのも確かっちゃ確かではあるものの、
二人を使うとたいてい碌でもないオマケがついてくるのだから。
犯人より二人による被害額が大きいとか、プリベンターの評判を下げるとか。
「おいデコねーちゃん! 聞こえてるなら今すぐハッチを開け! 俺を出せー!」
年下に向かってねーちゃん呼ばわりもないが、
いい加減コーラさんにはそれぞれに名前を呼んでもらいたい。
今のところ張五飛以外は彼が勝手につけたあだ名で呼んでるので。
「俺は! エースで! スペシャルで! 模擬戦で! 二千回なんだよぉぉー!」
ああうるさい。
スピーカーの壊れた選挙カーみたいにうるさい。
無論、サリィはハナッからコーラサワーを出撃させるつもりはゼロシステム。
幸いにもコーラサワーは腹がたったからと言って暴力を振るう人間ではないので、
事件が解決したらデュオ辺りに愚痴の相手をさせときゃいいと彼女は思っている。
「聞こえてるか、デコねーちゃーん!」
「……聞こえてるわよ」
コーラサワーからの音声は繋いであるが、サリィからコーラサワーへの音声はカットしてある。
本当ならコーラサワーからの音声もカットしたいのだが、
そうすると様子がわかりにくくなってしまうので仕方なしに繋いであるのだ。
「出せコラー! バーロー!」
「音量絞っておいて正解だったわね、ふぅ」
コーラサワーの怒鳴り声を聞きつつ、サリィはデュオ、カトル、五飛の三人に指示を出した。
簡易チェックがすんだらすぐに出撃するように、と。
鬼ごっこは終幕手前、あと少しで巨大カツオノエボシを捕えて正体を暴くことが出来る。
もう海の中に逃げ場はない、後は本当に空を飛ばない限り向こうに脱出の手立てはない。
そう、空を飛ばなければ。
「あ、あ、ああああああっ! ふ、冬ドナの放送時間が始まっちまったあああ!」
巨大カツオノエボシ一号(仮称)の艦長卓に、アリー・アル・サーシェスは額をガンガンと打ちつけた。
海洋警備隊の巡視艇と潜水艦、そしてプリベンターのMS(ミカンスーツ)から必死に逃げているうちに時が過ぎ、
初回からナマで見続けてきた『冬のドナタ』、その放送にとうとう間に合わなかったのだ。
78:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/08/31 00:13:52
「ボ、ボス! も、もう無理です! 進路がありません!」
「……下は、海底方面はどうなんだ」
「ここいらの海底は地形がなだらかではないので、海底スレスレを全力潜航は出来ません!」
「……ならよ」
「え?」
「なら、上だ」
「ええ?」
その場にいたアリーの部下は全員息を飲んだ。
ボスの目が完全に据わっていたからだ。
このような表情になる時はいったいどのような精神状態であるか、彼らはもちろん熟知していた。
「ボ、ボスが」
「キレた……!」
そう、つまりはプッツン。
「上へ行け、浮上だ」
「そ、それはもしかして」
「やめて下さいボス! あれは不完全です、船が持ちません!」
「使ったが最後、バラバラになるかもしれないんですよ!」
「うるせえー!」
部下たちの制止を怒声でふっ飛ばすと、アリーは艦長卓の隅にある一つのボタンへと手を伸ばした。
プラスチック製の防護カバーがかけられているそのボタンは赤色で、
見るからに「これ、触っちゃなんねえだ」といった雰囲気のものである。
「ぼ、ボスウゥゥゥウ!」
「やかましい! こうなったらせめて、放送時間中に突破してやるんだよぉお!」
アリーは右の拳を握りしめた。
そして、思いっきりそれをカバーの上から赤いボタンに叩きつけた――
「さぁ、行くわよみんな。これでケリをつけましょ」
海の上、サリィ・ポォは三人の少年に出撃を命じた。
勝利の二文字はもう手の届くところにあった。
包囲は万全、最早完全に巨大偽クラゲに逃げ道は無い。
「サリィさん!?」
「どうしたの、カトル!」
「探知反応に異常あり! 下からカツオノエボシが……何か、凄い勢いで浮上してきてますよ!」
「何ですって!?」
敵の退路は絶った。
絶ったはずだった。
「このままじゃ、海面を突っ切る!」
嘘から出た真か、彼女は見ることになる。
空を飛ぶ巨大カツオノエボシを。
潜水艦を。
プリベンターとパトリック・コーラサワーの心のエボシは続く――
コンバンハ。
終わらなかったまた次回サヨウナラ。
79:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/08/31 00:16:05
>>75の訂正
>「うそ……だろ……?」
> ――海洋警備隊・潜水艦『くくるすうどん』
これを
「うそ……だろ……?」
――海洋警備隊・潜水艦『くくるすうどん』通信士G
80:通常の名無しさんの3倍
08/08/31 00:16:18
きたあああああwwwwwwwwwww
nice boatに吹いた
が、コーラさんその元ネタの主人公みたいになっちゃだめだぞ。
81:通常の名無しさんの3倍
08/08/31 09:31:22
>>土曜日氏
GJです!
節々にあるシャレに不覚にも吹いたw
82:通常の名無しさんの3倍
08/09/01 01:08:34
空飛ぶ潜水艦www
アニメ版武装錬金を思い出したwwwww
83:模倣の人
08/09/01 01:20:01
「おい、なんだあれは」
「俺に訊かれても困る」
五飛がジョシュアを捕まえ、小声で問う。二人の視線の先には、仮面を被った金髪の男。
言わずもがなあの男、背中越しに乙女座センチメンタルことグラハム・エーカー。
であるが、今日の彼はそれだけに留まらなかった。
酷く鮮やかな色彩の陣羽織に、腰には一振りの刀。アメリカ人とは思えぬというか、勘違いした外国人というか、
とにかくトンチキというより他ない出で立ちで構えるエセ侍もといハムライの姿があるのだった。
「隊長のあの格好はなんなんだ。JAPANカブレ? SAMURAIハラキーリ?」
「違う。あれは単に変質者というんだ」
日系人のヒイロがすぐさま否定した。あんな奇妙な格好の侍など歴史上のどんな文献を漁ろうとも存在しないのである。
無言でありながら妙な威圧感を漂わせるグラハムを、プリベンターの仲間たちは遠巻きに眺めるばかり。
そんな折、来訪者を告げる呼び鈴が鳴り響いた。
「ちょりーっす、トリニティ運送っす」
「お届け物でぇーっす」
青い髪のちゃらちゃらした雰囲気の青年と、無駄にハイテンションの赤毛の少女が大きな箱を台車に載せて玄関に立っていた。
「なあ、ここがプリベンター本部でいいんだろ?」
「いかにもそのとおりだが、何か」
社会人とも思えぬ青髪の青年の口振りに眉を顰めつつ五飛が応対に出ると、赤毛の少女が横から口を添える。
「あのねあのね、送り先がここだったからとりあえず持ってきたんだけど、荷主が未記入で不明なのよねー」
「なんだと?」
「こんな荷物受け取った記憶も記録もないんだけどぉ、いつの間にかコンテナの中に紛れてたの」
五飛は改めて眼前の箱を観察した。約一メートル四方の、身を屈めれば人ひとりは余裕で納まりそうな大きな段ボール。
どこからどう見ても胡散臭いことこの上ない。
「んで、どうするよ。受け取んの、受け取んねえの?」
「少し待ってもらおう。上の判断を仰いで……」
「待ちたまへ!」
青髪と五飛の会話に変態仮面ハムライ・エーカーが割り込んだ。腰溜めに構え、刀の柄に手をやる。
「おい、何を」
「キィエエエエエエエエエエイ!」
甲高い奇声を発しながら目にも止まらぬ早業で抜刀し、眼前の段ボール箱を縦横無尽に切り裂いた。
ただしバラバラに切り捨てたのは外箱のみ。内部には一切の傷をつけずにいるのが、ハムライの腕が卓越していることを証明している。
が、今回ばかりは中身を切り伏せなかったことが裏目に出た。
箱の中に入っていたのは一人の青年だった。中身が人であろうことは想像の範疇だったが、そこからの行動はろくでもないことだった。
「おっと、動いてはいかんよ。私のアルヴァアロン・プチが火を吹くぞ」
見るからに成金趣味な金メッキの拳銃を構え、その男は不適な笑みを浮かべた。
……本来なら、ここで少なくとも一瞬は場が硬直するはずだった。
プリベンターに名を連ねる彼らは揃って歴戦の勇士、たかが銃を向けられたところで怯みはしないが、
迂闊に動けば事態はどう転ぶかわからない。下手をすれば運送屋の二人が人質に取られる可能性もある。
金ぴか銃を構えたその不審者をどう捕らえるか、それを判断するための間がわずかながらも必要なはずだったのだ。
が、そうそう上手く事が運ばないのが世の常である。
ある意味運が悪すぎるほどに丁度良いタイミングで、偶然ながらもその場に介入して来た者たちがいたのだ。
84:模倣の人
08/09/01 01:21:20
「ちわー、マイスター運送で……」
体格のいい生真面目そうな男と、ひょうきんな表情を浮かべた男。
ラッセ・アイオンとリヒテンダール・ツエーリ。プリベンター馴染みの配送業者、マイスター運送の配送係であった。
ラッセは入り口を潜るなり視界に飛び込んだ光景を見て瞠目した。そこからの彼の思考回路はこうなる。
銃を構える不審者、銃を向けられ動けない少年たち → 大人が子供を虐げている → 強者と弱者 → 弱者を守るのが俺の役目。
成金男を排除すべき敵と認識したラッセは、一呼吸もおかずに距離を詰め、そして。
「悪を倒せと人が呼ぶ。寒い国の力を借りて、いま必殺の! ス ー パ ー ウ リ ア ッ 上 ! 」
鍛え抜かれた上腕二等筋を相手の喉下に全力で叩きこんだ。
「ぬうっ、あの技は!」
「知っているのかリヒティ!?」
「うむ、あれが世に聞く『ザンギュラのスーパーウリアッ上』! 一見ただのラリアットのようだが、前後の力の流れだけでなく
上昇方向にも力を加えることで威力を倍増させるという究極奥義である!」
「ざ、『ザンギュラ』じゃとー!?」
「デュオ、リヒティ。二人ともキャラが変わっているぞ」
トロワの指摘で我に帰った二人は、気恥ずかしそうに頬を掻いた。
で。
「貴様は一体何が目的だったんだ」
後ろ手に拘束された成金男を見下ろして五飛が問う。この男には見覚えがあった。自分の記憶に間違いがなければ、確かこいつは―
「ふっ、君たちを試したのだよ」
「何だと?」
「詳しくはわたくしがご説明致しますわ!」
不意にどこかから、若い女の声が響いた。だがそれらしい人影は周囲にない。
すると、デュオがある一点を凝視して、リヒティに訊ねかけた。
「……なあ、そこにある箱はなんだ?」
彼が示すのは、ラッセとリヒティが台車に乗せて運んできた、約一メートル四方の段ボール箱。
サイズは成金男が入っていたのとほぼ変わらず。その箱がガタガタと揺れている。
「いやー、送り先は間違いなくここなんだけど、荷主不明だから運ぶべきか否かで迷ってたんすよ」
「こんな荷物は受け取った記憶も記録もないんだが、またあんたらの悪戯の可能性もあるかと思ってとりあえず持ってきた」
「くだらん、そんな悪戯などするわけが……」
「実際しただろうあんた。前科があるのを忘れたか」
「……ああ、本気で忘れていた」
前科というのは、コーラサワーを段ボール箱に詰めて適当に放流した過去のことである。
当時散々振り回されたラッセは未だにそのことを根に持っていた。
ともあれ、今はこの箱を開けなければ話が進まない。受領書に押印してから再びハムライに段ボール箱を切り裂かせると、
中から現れたのは中華服の青年とチャイナドレスを身に纏った可憐な少女であった。
「ご無沙汰ね張五飛」
「王留美?」
プリベンター第三のスポンサーとして名を上げた資産家の令嬢、王留美とその付き人の紅龍である。
そして後ろ手に縛られている男の名はアレハンドロ・コーナー。世界政府においても相当の発言力を持つ有力者の一人だ。
そんな大層な連中が何故奇妙な登場の仕方をするのかといえば。
「あら、だって箱から出てきたら皆さん驚いてくれるかと思って」
「驚く以前に呆れる」
「面白かったでしょ?」
「いや全く」
「もう、相変わらず付き合い悪いのね。まあ構いませんわ、そんな堅いところもあなたの魅力なのでしょうし」
留美は悪戯っぽく微笑んだ。並みの男ならばその笑顔だけでとろけてしまいそうな魅力的な微笑みだったが、何分回りにいるのは
一筋縄ではいかない連中ばかりの上、段ボールの中からという非常にシュールなシチュエーションが彼女の武器を完全に中和させていた。
85:模倣の人
08/09/01 01:22:58
軽く咳払いをして、話を本筋へと戻す。
「で、お前たちは一体何が目的でここへ来た」
「あなた方を試しに」
「なんだと?」
「あなた方が本当に世界を変革させるに相応しい力を持っているのか否か、それを確かめに参りましたの。
結果次第でプリベンターへの資金援助を継続するか取りやめるか決めさせて頂こうかと」
涼しい顔で説明する王留美。だが、そこへ恐る恐るカトルが口を差し挟んだ。
「あのー、勘違いされているようなんで言わせて頂きますけど」
「何かしら。手短に頼みますわカトル・ラバーバ・ウィナー」
「僕たち、世界の変革なんて考えてませんから。むしろ今の平和を維持するための組織ですからねプリベンターは」
「……」
「このタイミングで変革なんて唱えたらそれこそクーデターになりかねませんし」
「……」
留美はまず紅龍と顔を見合わせ、次いでアレハンドロと視線を交し合った。
ふぅ、とひとまず溜息をつき。
「それでは御機嫌よう」
「いずれまた会おう、プリベンター諸君!」
留美とアレハンドロは紅龍に両脇で抱えられ、捨て台詞を残してそそくさと建物から飛び出して行ったのだった。
嵐が過ぎ去った本部では、プリベンター隊員も二つの運送屋もただただ唖然と立ち尽くすばかり。
「……人に手間かけさせるだけかけさせてさ、さっさと逃げちゃうなんて。なんだったのよあれ」
赤毛が不満そうに唇を尖らせた。
「まあ、いいだろう。仕事に戻るぞ」
五飛が手を上げると、立ち尽くしていた連中も我に帰ってそれぞれの持ち場に戻っていく。
「ああもう、室内で篝火焚くなよハム公!」
「ところで五飛、コーラサワーさんは?」
「俺に訊くな。ジョシュア、お前は何か聞いているか」
「俺に訊かれても困る。けど大方仕事サボって女といちゃついてんじゃ……」
そのとき急に、表から甲高いタイヤのスリップ音と鈍い衝突音が窓を揺るがせた。
何事かと全員が立ち上がり窓辺に駆け寄る。外に目をやれば、
「アッー!? 急に飛び出してくんなよあんたら、危ねえだろうが!」
新橋色のスポーツカーから降りて文句を口にするコーラサワーと、車体の前方で地面に伏す王留美ら三人の姿があった。
様子から見て、本部を飛び出して行った三人がタイミングよく戻ってきたコーラサワーの車に撥ね飛ばされたのだろう。
「……とりあえず、オチがついたってことでいいんですかね」
「おいおい、そんなことより放っといていいのかよ?」
「死なれちゃ困るから救急車の手配はしときましょ。けど後は知らないわ、もう勝手にして」
疲れたように額を押さえるサリィの言葉に、仲間たちは頷いて、何事もなかったかのように日常に戻っていった。
触らぬ神に祟りなし、である。
イレブンソウル第二部開始が一年後って長いよ! 待ちきれないよ! と独り言。
ご無沙汰してました皆様ご機嫌麗しゅう。某所でレトロゲーム実況プレイ動画見てたらすっかりン週間経ってました申し訳ない。
やっぱり千年紀の終りには最高でry
二期のコーラさんの情報が全く降りてこないのでフラストレーション溜まりまくりのモチベーションだだ下がりの日々。
早いところ燃料の投下が欲しいですね。それではまた。
86:通常の名無しさんの3倍
08/09/01 01:36:55
>>模倣氏
GJです!
カトルのもっともな意見を聞いて去っていった留美たち…本当に何がしたかったのw
87:通常の名無しさんの3倍
08/09/01 02:10:51
模倣神キタ━━━━!!!
GJ!
二期についてはこれからでしょうな、情報が落ちてくるのは
二期コーラやハムをどう活かしたSSを投下してくださるか今から楽しみです
88:通常の名無しさんの3倍
08/09/01 02:17:13
土曜職人さん>>ついに秘密のポチッとなボタン押したぁぁぁすごく続き楽しみです。
模倣の人>>どんな文献漁ってもハムライみたいなヤツはいない、たんなる変質者って…一般的な意見に腹筋壊れたwwwww変態だろうと付いていくので暴走させてください。
89:通常の名無しさんの3倍
08/09/01 11:59:14
これでハムが二期ハムになったか!
90:通常の名無しさんの3倍
08/09/01 16:55:14
土曜日氏も模倣氏も相変わらず切れがすごい。
よくネタが続くなと感心する今日この頃。
自分にとっては、最初に五飛とサリィがコーラとであったときのシーンと
コーラとモラリアの園児たちの騒動のシーンでひっくり返りましたW。
91:通常の名無しさんの3倍
08/09/01 17:06:56
グラハムは二期のビジュアルがわかる(例のお面陣羽織)けど、
コーラさんはまだ一期ラストの連邦軍の制服姿だけなんだよな
さて、どう変わっているかまたは変わっていないか楽しみだ
92:通常の名無しさんの3倍
08/09/02 17:22:03
模倣氏のグラハムが強烈すぎて二期の彼を平常な心で見ることができるか不安なんだぜw
93:通常の名無しさんの3倍
08/09/03 09:30:57
コーラ困った
94:通常の名無しさんの3倍
08/09/03 09:33:23
>>93
【審議中】
_,,..,,,,_ _,,..,,,,_
_,,..,,,_/ ・ω・ヽ/・ω・ ヽ,..,,,,_
./ ・ω_,,..,,,,_ l _,,..,,,,_/ω・ ヽ
| / ・ヽ /・ ヽ l
`'ー--l ll l---‐´
`'ー---‐´`'ー---‐´
95:通常の名無しさんの3倍
08/09/04 10:05:45
スタコーラサッサ
96:通常の名無しさんの3倍
08/09/05 12:07:24
まだか
97:通常の名無しさんの3倍
08/09/05 16:57:28 kf7hzNDf
待つんだ
98:通常の名無しさんの3倍
08/09/05 16:58:26
ほあっ、さげ忘れた・・・!
お詫びにタクラマカンでさまよってくる
99:通常の名無しさんの3倍
08/09/05 19:35:29
>>94
かわいいwwwwwwwwwwwww
100:通常の名無しさんの3倍
08/09/06 07:10:57
オイこそが100ヘトー
101:通常の名無しさんの3倍
08/09/06 17:25:22
ここも阿修羅さんは二期バージョンに無事進化?できたみたいだが、
さてコーラさんの二期情報はいつ頃くるかねえ・・・
102:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/09/06 22:28:36
「おほ、来たぁあぁああぁ!」
アラームが鳴り響くコクピットにて、コーラサワーは喜色満面で吠えた。
今、彼の真正面のモニターには映っている。
海面より飛び出した、巨大カツオノエボシが――
極東某国の某海辺を騒がせた巨大クラゲ出現事件はついに佳境を迎えていた。
事の経緯は省略させてもらうが(何か毎回これ言ってるな)、
とにもかくにも最終局面に突入という次第である。
「来たか! 世間を騒がす極悪クラゲ! このグラハム・エーカーがっ!」
ガション、とグラハムの乗るMS(ミカンスーツ)が半歩前に身を乗り出した。
そして。
「そっ首討ち落としてくれよう! はあっ!」
ガジャラゴン、という派手な音とともに、
コーラサワーとグラハムのMS(ミカンスーツ)の目の前に青い海原と空が現れた。
グラハムが気合い一閃、電磁警棒でハンガーのシャッターを×の字に斬り裂いたのだ。
刃の無い電磁警棒でどうやってやったんだ、というツッコミはもうこの際まったくの無意味であろう。
グラハム・エーカーに常識の二文字は通用しない。
逆に非常識の三文字が大手を振って指先の毛細血管に至るまで流れている男である。
「今の私は一休禅師すら凌駕する存在だああっ!」
それ何て吉四六さんですか隊長。
新衛門さんも多分金閣寺の陰で泣いてますよ。
「あっ! 待てナルハム野郎! 一番槍は俺だぞこらあ!」
カタパルト無しで空に舞い上がるMS(ミカンスーツだってヴぁ)・グラハム機。
その勢いたるや火中に放り込まれた栗の如き爆ぜ具合である。
さすがは世間の無理を己の道理で押し通すお方だこと。
まさしく歩くゼノンのパラドックス。
しかし、一番槍という言葉を使う辺りなかなかコーラさんも古風なもんであるな。
「巨大バカクラゲを倒すのは俺だああああ!」
グラハムに次いでコーラさんも自身のMS(ミカンスーツ)を大空に飛翔させる。
グラハムの機体とほぼ同じくらいの勢いで、やはりバカ具合はいい感じにタメなんであろう。
例えていうならマラドーナとペレのツートップ、
もしくはミハエル・シューマッハとアイルトン・セナのフロントロー、
はたまたゴジラとキングコングの間に熱海城ってなもんかいや違うか。
「はーっはっはっは! 簡単に捕まるアリー様じゃねえよ!」
さて、肝心の巨大カツオノエボシである。
『冬ドナ』の放送時間に間に合わなかった怒りにかられ、
とうとうアリー・アル・サーシェスは禁断の赤ボタンを全国二千万人の女子高生にポチッとな。
かくて偽装潜水艦カツオノエボシ一号は暗き海の底より緊急浮上、
大きな水柱を立てて宙に跳び上がり、サリィ・ポォがこいた嘘がホントになってしまった。
嘘をつく時は計画的にはいはいアコムアコム。
103:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/09/06 22:32:48
「オールチェック! とっととしろ!」
「か……各部、以上なし!」
「ほら見ろ、成せば成るだろーが! ナセルはアラブの大統領!」
アリー古い。
お前いくつだよまったく。
「偽装カバーのロック解除! ドーム部分解放! バルーンにエアー注入開始!」
「機関室! 三十秒で姿勢を整えろ! スクリュー及び後部コンテナ破棄! サブエンジン点火準備も急げや!」
きびきびとした部下の報告、そしてアリーの指示。
やはりこの辺りは追い詰められつつも、場慣れした者の強みであろうか。
「ボ、ボス!」
「何だ! 戦闘機かヘリでも来やがったか?」
「い……いいえ、こ、これはさっきのプリベンターの!?」
「何だとぅ!?」
アリーは驚愕に瞳を開いて、モニターを見た。
そこには、こちらに一直線に飛んでくる背中に鋼の翼を背負った二機のMS(ミカンスーツ)が映し出されている。
「ほうほほう、空に飛び出ることまで見越してやがったとは、やるじゃねーかあプリベンターよぉ!」
アリー、完全なる誤解。
サリィはそこまで孔明してません。
「イイィィィヤッホォォォォゥ! 来たぜ来たぜ、このスペシャル様の見せ場がよーぅ!」
「空を飛ぶクラゲとは実に奇怪だな! だがこのグラハム・エーカーは恐れはせん!」
コーラさんとグラハム、無駄にアツい二人である。
正確に言うとグラハムはアツっ苦しくてコーラさんはアツかましい。
「手加減なんかしてやらねえぜ、ギッタギッタンだこの野郎!」
「真正面! カラタケワリだ化け物クラゲ!」
ここでカッコよくUNION辺りがバックに流れればなかなかにイカスのだろう。
が、そんなご立派な曲なんざこの二人にはもったいない。
円広志の夢想花でよかろうて、とんでとんでとんでとんでとんで。
104:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/09/06 22:35:31
「バァカが! まともにやりあうかってんだよぉ! 煙幕かませ!」
そしてそんな二人に対して、アリーは徹底して逃走を選択。
自分がこしらえただけに、この偽装潜水艦(もはや潜水艦ではなくなってるが)が戦闘用ではないのをよく知っている。
戦う時はちゃんと戦う準備をしてからやる、そうでないときはプライドもクソも犬に喰わせて身の安全を図る。
さすがはかつて一流の傭兵としてならしただけのことはある。
痩せても枯れてもプロはプロ、というやつである。
「ぬっ、スモークか! 何と卑怯な!」
「逃げようったってそうはいくかよ、視界不良だろうが何だろうがちゃんと模擬戦で対処済みなんだよ!」
で、元プロ軍人で現プロの平和維持活動従事者のこちら二人はとことんマイペース。
まぁ無理に解釈すると自分に素直という点では確実にプロ級ではある。
「そう誤魔化せねえのも十分承知だ! エンジンに火が点いたら一気に突破するぞ! それまで高度維持しとけ!」
「神眼! 開眼! 一刀両断! 爆砕! 玉砕! 大喝采! グラハム・エーカー参るううぅぅぅうう!」
「スペシャルエースのこの俺から逃げようったってそうはイカねえスルメえアタリメえだバーロー!」
パトリック・コーラサワー、グラハム・エーカー、アリー・アル・サーシェス。
バカの極北、こちらの世界の全く褒められない“羞恥心”な三人の決着は……。
「ところがぎっちょんなんだよぉおおお!」
「今の私は聖徳太子すら凌駕する存在だああ!」
「イ――ヤッホ―――――――イ!」
勝てば天国負ければ地獄!
知力体力時の運!
早く来い来い木曜、じゃない土曜日!
史上最大アメリカ横断ウルトラクイ、じゃないまた来週のこの時間にお会いしましょう!
プリベンターとパトリック・コーラサワーの羞恥心の旅は続く――
コンバンハ。
まだ終わら(れ)ないよサヨウナラ。
105:通常の名無しさんの3倍
08/09/06 22:37:44
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
なんという羞恥心wwwwwwwwwwwwww
106:通常の名無しさんの3倍
08/09/07 00:33:28
羞恥心ってw
もう、色々ネタがてんこ盛りで今回もお腹いっぱいですwwww
107:通常の名無しさんの3倍
08/09/07 08:45:38
ハムwwwwもう何処から突っ込みをいれていいのかわからないぐらい日本かぶれキャラになっとるwww違和感ないwww
羞恥心対決が楽しみですGJ!
108:通常の名無しさんの3倍
08/09/07 10:51:42
もうwwwグラハムがwwwww
しかし本編を省みてもそんなにキャラとしてブレてない気がするのは錯覚か?
とにかくGJ! 三馬鹿はどこへ行くんだ
109:通常の名無しさんの3倍
08/09/08 11:54:52
彼岸へ
110:通常の名無しさんの3倍
08/09/08 13:47:29
ちょwwwバレスレにハム画像きたけどまんま武士ww
111:通常の名無しさんの3倍
08/09/09 22:33:13
殿様!
112:通常の名無しさんの3倍
08/09/10 10:12:44
誕生日だからってハムスレ盛り上がりすぎだw
113:通常の名無しさんの3倍
08/09/10 22:53:28
しかし全くコーラさんの情報が出てこないのはなんなのか
114:通常の名無しさんの3倍
08/09/11 10:27:00
今のコーラさんは待ちガイルなのさ
時期が飛んでくるのを待ってるんだよ
115:通常の名無しさんの3倍
08/09/12 15:35:56
過疎
116:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/09/13 15:11:33
昔々、あるところに一人の男がいました。
彼は常々疑問に思っていることがあり、意を決して天界に行き神様に聞ききました。
「神様、『バカは死ななきゃ治らない』という言葉があります」
「うむ、あるのう」
「本当なのですか? それは」
「うーむ、本当と言うか、後天的努力でどうにもならんもんは生れ変わりでもせん限りは無理じゃの」
「そうですか……」
男はうなだれました。
実は彼は学校の勉強があまり出来ず、社会に出ても要領が悪くて周りからバカだバカだと言われていたのです。
「でも神様、死んでしまったら治ったかどうかわかりませんよね」
「そうじゃの」
「僕はバカだとみんなから言われます。自分でもそうだと思います」
「うむ」
「僕はどうすればいいのでしょうか……」
ポロポロと男の目からは大粒の涙がこぼれます。
今までよっぽどバカにされてきたのでしょう、悔しいのでしょう。
「のうお前」
「はい……」
「勉強が苦手、人と付き合うのが苦手、仕事が上手く出来ない」
「……」
「そんなの、お前以外に世界にゴマンとおるわ。ワシがそう作ったんじゃからの」
「はあ」
神様、堂々と差別社会設立宣言。
おかしいなあ、神様ってのはどんな宗教でも平等を訴えるもんなのになあ。
「じゃが、お前のバカはお前にしか出来ん。それはどんな天才も真似出来ん」
「え?」
「ワシはそれぞれの生き物の能力に差をつけた。考えてもみい、すべてが同じなんて気色悪いじゃろ」
白一色、黒一色の世界。
皆が同じ考えで同じ幸せに同じように笑っている世界。
見方によってはとても素晴らしいようにも思えます。
ですが、神様はそうではないと言います。
「お前、花は好きか?」
「え、は、はい、とてもキレイですよね、いろんな形や色があって」
「じゃろう。たくさんの種類があるから、楽しい、キレイ、おもしろいという感情が湧いてくるんじゃ」
「……」
「そしてお前は、世界に一人だけのお前、ひとつだけの花じゃ」
117:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/09/13 15:13:42
何だか槇原敬之呼んで来いと言いたくなるような台詞ですが、さすが神様、いいこと言うときは言います。
「バカで結構、一所懸命やってりゃそのうち何とかなる。最初にも言ったが、後天的努力次第で結構どうにかなるなる」
前言撤回、世界を作った存在の言葉とは思えません。
何かの居直りですかこれは。
「それにのう、わしはどんな人間にも生き物にも、最低一つは輝く何かを持てるように作っておるよ」
「え?」
「それじゃの、昼寝の時間じゃからワシ帰るわ」
「え、ちょ、神様!? ぼ、僕の輝きって、何ですか!」
「自分で探せー、じゃあの」
そして神様は男の前から消えました。
男はしばし、呆然とそこにたたずんでいました。
が、数分経った後、男はくるりと振り向いて歩き始めました。
その顔は、バカだバカだと皆から蔑まれて落ち込んでいた男のものとは思えないくらいに晴れやかで、輝いています。
「バカでもいい、それがどうした」
口調も何かハッキリ、強いものになっています。
「誰も真似出来ない、僕だけの花をいつか――咲かせてやるんだ」
以上、長い前置き終了。
で、この前置きが本編に深く関わってくるかと言うと。
「イ―――ヤッフ―――! 覚悟しやがれ空飛ぶカツオワカメタラ!」
「林彪等社会陳列罪全! 間違ってるけど私は気にしない! 気にしないぞこのグラハム・エーカーは!」
「いいか、逃げるったってムヤミヤタラじゃねーぞ! 突破したはいいが気づいたら燃料ゼロで大海原ってのはナシだからな!」
うん、あんまり関係ないかも。
だってこの三人、自分がバカだって自覚してないし。
どこかの誰かが言いました、気付いてないバカは最強だ、と。
後悔と反省は人生における最大の成長要素だが、
そもそも天然おバカは挫折を挫折と思わない、負けを負けと認めない。
せいぜい石に躓いてこりゃ不運程度の認識で、そんなんだからずっと右肩上がりで成長していくとか何とか。
お前それホントかよ眉唾じゃねーのとは思う、正直自分も思う。
だが、世界で活躍しているスポーツマンや芸術家の何人かを見ていると、いや、成る程有り得るなとも思う。
「ボス!」
「何だ! ブーストの準備は終わってんだろうな!」
「そ、それは問題ありませんけど、ですが」
「ですが何だ! 手短かに簡潔に四百字詰め原稿用紙の四分の一程度で収まるように報告しやがれ!」
さて、まず語るは怪物カツオノエボシ事件の主犯、アリー・アル・サーシェスの現状について。
海産物乱獲作戦をプリベンターに邪魔され、トンズラこくもサリィの先回り作戦に思うにいかず、
とうとう使ったら危険よ保証なしよの空中浮遊機能を使ってしまったところまでは前回までに述べた。
で、つまりはこれからである。
さっきアリーが自ら言っていたが、この最終手段を使って逃げるのにも限界がある。
仮にプリベンターを振りきっても、突破した先が大海のど真ん中ではアウトなのだ。
燃料切れで落下、潜水機能を浮上時に強制排除しているため沈没するしかなく、哀れ海の藻屑になるしかない。
行きつく先は陸地か、それとも海岸の近海が最も望ましい、っつーかそれしか無事にドロン出来る術がない。
118:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/09/13 15:15:31
「おっ、何か動きが止まってるぞ!」
「よし、討ち取るなら今ということだ。私は真正面から行く、右に回って援護してもらいたい!」
「な、俺に命令すんな! アイツは俺が落とすんだよ、このスペシャルエースが!」
「所属が違ったとはいえ、軍人時代は私の方が階級が上だった!」
「今更関係ねーだろ! お前、自分に都合のいいように会話を捻じ曲げる癖はやめろ! それに歳なら俺のが上だぞ!」
「一歳二歳はたいして違わない!」
ああうるさい。
サリィの厄介払い的配慮がまさかまさかのモノホン滑り止めになったわけだが、
やっぱりこの二人が最終防衛ラインに立っているのはあまりに不安である。
「ボスゥ! ベストルート出ました! あの、その」
「とっとと言え! 口籠んじゃねえ!」
「あ、あのプリベンターのMS(これはモビルスーツ)が塞いでるんです!」
「何だとぉ! まさかそこまで読んでやがったってのかぁぎっちょーん!」
で、またまたアリー、サリィを過大評価。
まぁ事態の素っ転びで捨て戦力に活躍されても、全然サリィとしては嬉しくないでしょうが。
「……・よっしゃ、海腹川背、じゃねえ背に腹はかえられねえ。強行突破だ!」
「りょ、了解!」
「ブースト充填終了後、フルで突っ切る! 撃たれようが切られようが気にするな!」
こういう腹の括り方はさすがは腕っこきの傭兵である。
正味、もたもたしていたら海に置き去りにしてきたプリベンターと海洋警備隊に追いつかれてしまう。
「カウント! 十秒前から始めろ! 椅子に座ってねえやつは手近な何かにしっかり捕まっとけ!」
天才は天才を知る、ならばバカもバカを知る。
今や偽装をほとんど剥ぎ落とした元巨大カツオノエボシの雰囲気の変化を、コーラサワーとグラハムも敏感に感じ取るのだった。
天才とバカは紙一重という言葉があるが、実際常人には無い事態変化を嗅ぎ分ける力をバカは持っているのだ。
今にして思うが、バカってのは皮肉込みで褒め言葉として使われるが、皮肉無しでもおそらくそうなんであろう。
誰にも真似できない、まさに世界にひとつだけの輝ける鼻、じゃねー花なのだ。
「む、何かヘンだぞあいつ」
「どうやら観念したようだな! 潔し、なればこそこのグラハム・エーカー! 手を抜かず真っ向から斬り捨ててくれる!」
「バーロー、だからあいつをやるのはこのパトリック・コーラサワーだって言ってんだろうが!」
まったく、ここに及んで協力する気はまったくナッシング。
オレガ星人もここまでくるとホント天晴れですな。
「5、4、3、2……」
「むっ、来るぞ!」
「おおっ!?」
ゼロ。
空飛ぶ偽装クラゲが、空気を揺るがして思い切り跳ねた。
コーラさんとグラハムの乗るMS(ミカンスーツ)目がけて。
「ほるああああ、いっけえええええぎっちょおおおおおおおおおおん!」
「敵! 即! 斬! たあああああああああっ!」
「い、いやっほ――――――――――お! おおおお!?」
アリー・アル・サーシェス、グラハム・エーカー、そして我らがパトリック・コーラサワーさん。
それぞれ世界の中で彼らだけが持つバカでとかちつくちて、じゃない花を咲かせまくっている。
それは誰も欲しがらない花かもしれない。
だが、同時に誰にも真似出来ない咲き方をする花である。
周囲に疎まれることがあっても、彼らが咲かせたからこそ救われたモノだって必ずあるはずだ。
彼らがいいと思って咲かせているなら、それでいい。
「おおお、何じゃこりゃあああ――!?」
て、ところで次回へさらば。
119:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/09/13 15:16:28
プリベンターとパトリック・コーラサワーの心のロマンス飛行は続く――
コンニチハ。
また終わらなかったですが、次回は本当に後始末話でカツオノエボシ編終了サヨウナラ。
120:通常の名無しさんの3倍
08/09/13 19:44:17
もうWキャラ介入の余地がないというかほしくないバカワールドwwwwwwwwwwwww
121:通常の名無しさんの3倍
08/09/13 22:02:49
続きは来週…ってかなり楽しみじゃないかぁぁぁ!!今、腹筋が期待に震えている。
毎週律儀に投下してくれる土曜職人さんにGJ!いや、敬礼!
122:通常の名無しさんの3倍
08/09/13 22:57:38
バカ最高ぉぉぉぉおおぉおぉおおお!!来週楽しみッス!!
123:通常の名無しさんの3倍
08/09/14 17:45:08
前向きなバカは後ろ向きな天才よりかっこいい
まぁコーラさんもグラハムもアリーも実力はあるから単純にバカじゃないが
124:通常の名無しさんの3倍
08/09/14 17:57:55
あれ、カテキンさんアロウズにいますやん
どうすんでっかコーラさん
125:通常の名無しさんの3倍
08/09/14 19:50:50
問題ない、ここのカテキンさんは歌姫だ。
126:通常の名無しさんの3倍
08/09/16 11:02:14
ソレスタ→マイスター、トレミー組、沙慈?
アロウズ→ハム仮面、ルイス、アンドレイ、リジェネ、マネキン
カタロン→シーリン?アリー?
正規軍→コーラ、セルゲイ、ソーマ
イノベタ→ずんぼり
その他→マリナ
こんな感じか?
127:通常の名無しさんの3倍
08/09/17 17:23:30
過疎
128:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/09/17 23:43:05
土曜日です。
明日から一週間程出張につき20日(土)に投下出来ないため、今しておきます。
一応週一を基本としてますゆえ。
ええ、言いたいことは日曜祝日跨いで出張させるなと(ry
129:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/09/17 23:46:07
『こちら巡視艇いばらのその、異常ありません』
『哨戒機ギ・レンGP01とGP02より連絡、漂流物を複数発見も対象に該当せず』
『無人探査潜水艇ビットA1号からY4号まで、反応なし』
「……了解、引き続き捜索をお願いします。ええ、とにかく今日いっぱいはね」
サリィ・ポォは大きく溜め息をついた。
先程から入る報告は全て空振りばかり、一向に期待させるような内容のものはない。
溜め息ひとつで幸せひとつ逃げていくと言うが、プリベンターが新生してから果たして何度溜め息を漏らしたことか。
自分の幸せはおそらくノシイカよりも薄くなってしまってるに違いない――と三十路前にして彼女は思うのだった。
「ダメですか?」
「ええ」
サリィの側に一人の少年が尋ねがてら寄ってきた。
カトル・ラバーバ・ウィナー、まだ十代の半ば過ぎではあるが、
世界でも指折りの名家であるウィナー一族の当主代理を勤める人間だ。
紆余曲折を経て、今はこうしてプリベンターで他のガンダムパイロットたちと働いている。
ウィナー家では立場上人を使う地位にいるので、プリベンターでも現場指揮官であるサリィのサポートをすることが多い。
無論、パイロットとしての腕も一流で、今回の事件においてもおおいに活躍している。
「五飛とデュオがMS(ミカンスーツ)でまた出ると言ってますけど」
「……行かせて。ただし、地域標準時であと一時間後にはここに戻ってくるように」
「わかりました」
カトルは頷くと、張五飛とデュオ・マックスウェルの二人にサリィの指示を伝えに身を返した。
「あの二人も落ち着かないようね」
無理もないけど、と続けてサリィはまた溜め息をついた。
今回の巨大カツオノエボシ事件、その正体を暴いたし、これ以上の跳梁も防ぐことが出来た。
だが、肝心の犯人を捕まえることが出来ていない。
それを成しえてようやく「解決」の判子を押せるのだが、さて。
「どうかしらね……」
サリィの頭上を、二機のMS(ミカンスーツ)がそれぞれ逆の方向に分かれて飛翔していく。
どちらが五飛でどちらがデュオかサリィからは判別つかなかったが、犯人かそれに繋がるものを見つけてきてくれたらありがたいところである。
「ふぅ」
五飛とデュオの目を疑ってはいない。
MS(ミカンスーツ)に搭載してあるレーダー類は技術の粋を集めた一級品でもある。
だが、実のところサリィはあまり期待はしていなかった。
もちろん、願望はあったが。
「二十四時間、か……」
サリィは腕時計を見た。
二十世紀にスイスのメーカーで作られた手巻き式の物で、芸術的価値はともかくそれなりに高価な腕時計だ。
その針は、午後三時を少し回った辺りをさしているところで、
つまりは昨日の海上での大立ち回りからあともう少しで一日経つ計算になるのだった。
130:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/09/17 23:49:04
◆ ◆ ◆
昨日の今頃、海の上の空では三人のバカによる活劇が繰り広げられていた。
いや、繰り広げる程長々とだったわけではないが、まぁそう表現しても差し支えなかろう。
それだけの濃さは十分にあっただろうから。
サリィ・ポォの重厚な袋小路作戦によって、偽装潜水艦巨大カツオノエボシ号は確実に逃げ道を塞がれていた。
カツオノエボシ号(以後これで統一)を駆るやんちゃ悪人アリー・アル・サーシェスは追い詰められたことを知り、一つの賭けに出た。
実装していつつテストしていなかった飛空機能を使い、海の中から空へと脱出を図ったのだ。
賭けというより半ば暴挙の類ではあったが、『冬ドナ』を見逃したという怒りが彼の背中を押した一因であるのは否めない。
さて、海洋警備隊と連携したサリィの追い込み作戦は見事ではあったが、あくまで海の中限定でのもの。
対象が巨大カツオノエボシに化けた人工の何かであると目算をつけ(ちなみにこれはコーラさんの何気ない一言がきっかけ)、
偽装した潜水艦か深海艇であると仮定して立案したまでは見事であったものの、
まさか対象がお空にダイブするとはサリィはさすがに思ってはいなかった。
これはサリィがミスったと言うより、アリーがカツオノエボシ号につけた飛空機能が本来バカげたものであると言うべきであろう。
そしてサリィが予備戦力(と、言うより嘘ついて厄介払い)として置いておいた飛行仕様のMS(ミカンスーツ)、
コーラサワー機とグラハム機が出撃、空飛ぶカツオノエボシ号の行く手をカットすることに成功したのだから、
まったく人生というやつはどこでどう転んでひっくり返るかわかったものではない。
……結果、カツオノエボシ号は大破した。
視界を遮る煙幕とレーダー類を乱す撹乱幕をばら撒きつつ、カツオノエボシ号はアリーの命令一下、
フルパワーのブーストで強引な突破を試みたのだが(最も陸地に近い逃走路が二機の向こう側だった)、
心眼剣の極意をマスターしたグラハムによって艦体下部を割られ、
さらに艦体上部をコーラサワーの必殺タックルによって壊されてボッカーンとあいなってしまったのだ。
カツオノボエシ号、哀れ縦に真っ二つとなり、強制排出された中央部だけが空の彼方にバイバイキーンとなった次第だ。
なお、グラハムがいつ心眼剣を習得したのか、
電磁警棒でどうやって強固なカツオノエボシ号を切り裂いたのかについては、つっこんではいけない。
また、本当にコーラサワーはタックルをかましたのかについても問い詰めてはいけない。
前回までを読んでこられた諸兄にはわかるであろう、だいたいどういうことかは。
◆ ◆ ◆
「伝えてきました」
「ご苦労様」
カトルが戻ってきた。
その両手には、コーヒーの入った紙コップが握られている。
「どうぞ」
「ありがと」
差し出された紙コップを受け取ると、サリィはそっと湯気を放つ漆黒の液体を喉へと流し込んだ。
熱さが舌から食道、そして胃へと伝わっていくのがわかり、何となく落ち着いた気持ちに彼女はなった。
「ヒルデが淹れてくれたの?」
「ええ」
カトルの言葉に、サリィは肩を少しだけすくめて笑った。
わざわざ自前で水着を持ってきて結局それを披露する機会に恵まれなかったヒルデの胸中を思いやれば、可哀相でもあり微笑ましくもある。
「……彼らは、どうしてるの?」
コーヒーを半分程飲み終えると、サリィはカトルに尋ねた。
彼ら、というのは最早多くの説明を必要とするまい、今回の事件の“最殊勲者”たちのことである。
131:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/09/17 23:53:19
「エーカーさんはジョギングに行きました」
「そう、元気なことね」
「一日一度は走らないと隊長が悪い、じゃない体調が悪くなるんだとか」
MS(どっちでも可)を操縦する技術に関しては、グラハム・エーカーという男はガンダムパイロットとほぼ同等であろう。
伊達にユニオンの精鋭部隊MSWADで部隊指揮を勤めていたわけではない。
が、彼の場合とにかく性格に問題があるというか、強度のマイペース人間であり、
自己の興味外のことについてはとんと関与しないタチなのだった。
今回も「敵を倒した」という事実に満足し、昨日の件以降まったく捜査にタッチしていない。
「コーラサワーさんは……」
「?」
「ええと、素直に寝てると思います、はい」
カツオノエボシ号を破壊出来たのは、正確に言えばグラハムのみ手柄ではなく、コーラサワーとの共同のものになる。
グラハムは確かに大きなダメージをカツオノエボシ号に与えたが、それだけではおそらく突破を許していたであろう。
グラハムの真・両断剣(グラハムが適当に命名。多分後で変更されるに三千点)の直後に、
コーラサワーのMS(ミカンスーツ)がカツオノエボシ号の上部に激突、それがカツオノエボシ号にとって致命傷となったのだ。
「しかし、打撲程度で済んだのが不思議ね」
「ええ、まあ」
ブーストかけて突っ込んでくる、自身より遥かに質量の大きい金属の塊をぶつかったのだ。
どれだけMS(ミカンスーツ)の対ショック機能が優れていたとしても、搭乗者が無事にすむわけがない。
そう、すむわけがないのだが。
「何だかさっきから口調が曖昧ね、カトル」
「……そんなことないですよ」
サリィのツッコミに、カトルは笑顔で答える。
が、両の眉が若干ハの字型に下がっているところに、彼の気持ちが垣間見える。
「ならいいけど」
「ははは……」
実はカトル、嘘をついている。
嘘をついているというか、サリィに報告していないことがある。
パトリック・コーラサワーのことについて。
我らが英雄(ひでおじゃないよえいゆうだよ)パトリック・コーラサワーは、
カツオノエボシ号を退治した後、機体もろとも真下の海に落下した。
後方から追いついたデュオとカトルのMS(ミカンスーツ)によってすぐさま救助され、ただちに陸の病院へと送られた。
なお、五飛がコーラサワーの救助に関わらなかったのは、煙幕の向こうに消えたカツオノエボシ号の本体を追ったためで、
決してコーラさんが嫌いだったからではない。
そこんとこよろしく。
で、重態かもしくは危篤状態に陥っているのではと思われたコーラさんだが、
何のことはありゃせん、いつもの不死身性を発揮して全身にいくつかの打撲傷を負ったのみ。
医師も首を270度くらい回って傾げる神秘のコーラパワー、もうあとちょっとで人外の域と言ってもまったく過言ではないであろう。
そいで無事を確認した後、デュオは捜査に戻り、サリィが現地本部(あの旅館ね)に戻ってくるまでカトルが付き添うことになったわけだが、
さてさて、カトルがついっと席を外した数分の間にコーラさん、検温に来た看護婦を捕まえてたり。
カトルが戻ってきた時には普通にコーラさんと看護婦は談笑しているだけだったが、
看護婦のうなじがやや汗で濡れていたのと、ナース服の裾が乱れ気味だったことを一応付記しておく。
132:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/09/17 23:55:37
「しかも一人だけじゃないし……」
「何か言った? カトル」
「いいえ、別に何も」
サリィが帰ってくるまでの数時間、カトルが連絡や何やかやで席を外す度に次々と色んな看護婦と“仲良く”なっていくコーラさん。
さすがに病室の空気が桃色になってきたので、嫌が応でもカトルも気付くってなわけで。
「やれやれ」
カトルもひとつ、溜め息をついた。
グラハムとコーラサワーが悪い人だとは、彼は思わない。
ただ、個性的な人だとは思う。
それも極端に個性的な。
「タイムアップ……。捜査権を海洋警備隊に委譲、一時撤収……ね」
サリィの声に、カトルは思わず彼女の腕時計を覗き込んだ。
針は四時半、昨日巨大カツオノエボシがコーラサワーとグラハムによって討ち取られてから丸一日経ったことを示していた。
◆ ◆ ◆
「ボスゥー、ここ何処何ですか?」
「知らん」
「ボスゥー、お腹空きましたあ」
「知らん」
「ボスゥー、クイズVガンダムヘキサゴンが始まる時間ですう」
「知らんつーとるだろうが!」
さて。
偽装潜水艦カツオノエボシ号の主にして、今回の事件の主犯アリー・アル・サーシェスは。
「でも全員無事でよかったです」
「機関部も含めて操艦施設を本体中央に集めておいて正解だったわけですね」
「まあ、資金がなかったから窮屈に収めただけなんスけど」
「怪我の功名だよなー」
「お前ら、黙って歩け!」
御覧の通り部下ともども無事であった。
憎まれっ子世になんとやら。
「いいか、人と出会ったらまず笑顔だ、そして手を振ってニイハオと言え」
「何でですかボス」
「多分、ここが中華域のどっかだと思うからだよ」
怪我の功名かそれともはたまた単なる偶然か。
船体上下部を切られて中央部だけになったことで軽くなり、
ブーストによる勢いがさらについて本来飛ぶ距離よりも遥か遠くにバイバイキーンしてしまったのだった。
逆側から力がかかってんだから勢いは減るだろ物理的におかしいんじゃ、などと言わないはい絶対言わないヘキサゴン。
「ボスゥー、暗くて何も見えませんよお」
「愚痴るんじゃねーって何度も言ってるだろ! 黙って進め! 道は切り拓いて作るもんだ!」
闇に覆われた密林の中、とぼけた悪人ご一行様は進む。
明日に向かってエンヤコラと。
133:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/09/17 23:56:29
◆ ◆ ◆
「うむっ! 仕事を終えた後のランニングは一際気持ちがいいというものだ! 快い哉!」
グラハム・エーカー。
「おらおら、泣きごと言ってねえでひたすら歩けぎっちょおおん!」
アリー・アル・サーシェス。
「イヤッフー! こんなに手厚い看護受けたら色々回復しちまうぜー!」
パトリック・コーラサワー。
三人の本当の決着はまだまだ先になりそうである。
プリベンターとパトリック・コーラサワーの心の旅は続く――
変則でコンバンハ。
そろそろコーラさんたち00キャラを四年歳を取らせにゃならんところですがさてどうしたサヨウナラ。
134:通常の名無しさんの3倍
08/09/17 23:58:52
リアルタイム遭遇ktkr
コーラさんwwwwwフランス野郎自重wwwwwwwwwwwwww
135:通常の名無しさんの3倍
08/09/18 12:30:22
桃色空気wwwwww
どんだけ伊達男なんだよコーラさんwwwwww
GJ! 出張お疲れ様です!
136:通常の名無しさんの3倍
08/09/18 12:41:39
色々回復の具体的内容が知りたいです!
137:通常の名無しさんの3倍
08/09/18 14:53:36
そりゃこう、ムクムクーッと
138:通常の名無しさんの3倍
08/09/18 15:02:27
コーラさんのエッフェル塔が復興ということですね。
139:通常の名無しさんの3倍
08/09/18 17:59:22
>>138誰がうまいこと言えとwwww
土曜職人さん、毎回ありがとうございます。2部が始まっても年令設定はこのままでいいと思います。
140:通常の名無しさんの3倍
08/09/19 09:16:39
しかし模倣氏バージョンのハムはもう仮面なんだろ
二期は新キャラも出てくるし、なんかいい方法はないものか
141:通常の名無しさんの3倍
08/09/19 17:31:17
そうか新キャラ出てくるんだよな
そいつらがこのスレに参加するかどうかは職人しだいだが、
整合性のためにコーラさんたちにスムーズに四年お年を召してもらえる方法は
あるわけないよな簡単には
142:通常の名無しさんの3倍
08/09/19 19:58:47
玉手箱爆弾……とか?
143:通常の名無しさんの3倍
08/09/19 22:23:30
一期から登場しているキャラの中には死亡している者もいる
彼らまで加齢させる位なら、一期からのキャラは据え置きのままで良いかと
二期の新キャラとの年齢差なんぞ関係無いし
144:通常の名無しさんの3倍
08/09/20 00:40:12
コーラさんがいきなり老けてもプリベンターの面々は気にしない気がする
デュオだけがツッコミを入れて
145:通常の名無しさんの3倍
08/09/20 00:42:23
むしろ老けない。
146:通常の名無しさんの3倍
08/09/20 01:49:00
コーラさんはイイ男だから老けません。
147:通常の名無しさんの3倍
08/09/20 10:43:41
URLリンク(arte.wikiwiki.jp)
吹いたww
148:通常の名無しさんの3倍
08/09/20 11:59:47
>>147 スレまとめあったのか! 過去の話読みたかったので超助かります。乙!
149:通常の名無しさんの3倍
08/09/20 19:47:38
しかもネタ解説ありとは
しかし初期は情報が少なかったためか若干性格がうるさく形容されてたんだな
150:通常の名無しさんの3倍
08/09/20 23:52:16
>>147
編集してくれた人GJ
しかし新機動炭酸コーラサワーWで定着したなあ
候補から独断で選んだんだけど、苦情無くて安心してる
どうでもいいけど2以降、立てたの全部俺。なんかタイミングでそうなってる
流石に次はないだろうなあ
151:通常の名無しさんの3倍
08/09/21 03:00:27
よし、次回も君だ!
152:通常の名無しさんの3倍
08/09/21 09:43:08
まとめwikiからきますた
このスレ最高!!w
153:通常の名無しさんの3倍
08/09/21 22:23:45
まとめ人には礼を言わざるを得ないなガンダムゥ!
154:通常の名無しさんの3倍
08/09/22 17:04:18
イヤッフ!
155:通常の名無しさんの3倍
08/09/23 22:37:19
ロケット点火!には吹かざるをえない
156:通常の名無しさんの3倍
08/09/24 12:17:12
ファイヤー!
157:通常の名無しさんの3倍
08/09/24 17:08:04
たった時は絶対短命スレだと思ってたのに
コーラサワーのキャラ性でまさかの健闘っぷりだな
二期でもがんばれコーラ
158:不定期じゃけん
08/09/25 18:09:35
ヒルデ・シュバイカー 、デュオと共にプリベンター入りしたときはノーマル
だったはずだったが、今ではキレルと最も凶暴な人間と化する。
なにせ、フライパンを投げてあの不死身といわれるコーラサワーを気絶させるくらいだから、
その腕っ節のほどが知れよう。
しかし、その後もなぜかコーラサワーはヒルデを切れさせることが多い。
もしかして、恋?。 なんて二昔前の恋愛小説じゃあるまいし、そんなことはない。
単にコーラがKYなだけであるのと、タイミングが悪いというのが実情であろう。
この日も、月よりのお客さんが来ていた為、機嫌が悪いヒルデにコーラサワーは「おはよう、
ヒルデ、今日もおでこが一層光っているじゃないか。」とやったもんだから、さあ大変。
「ぅおんどれに言われる筋合いはないわーーーーー!!!!!!!。」とどこの筋のものかと
言うせりふと共にドカチンハンマーでコーラをふっとばした。
ドッゴーーーーン!!!!。
ガンダニウム合金で補強された壁にコーラはしたたかに叩きつけられた。
カシャッ
「180km/hか。 ヒルデ、ヘッドスピードが又あがったな。」デュオがスピードガンの計時を見る。
「しかし、生身の人間をそのスピードで吹っ飛ばすヒルデもすごいが、ああやって吹っ飛ばされても、
無傷でいるコーラサワーも大したものだな。」と、五飛。
他のメンバーもコーラのことは全く心配していない。 むしろ、壁の損傷度合いのほうを心配しているくらいだ。
「いててて・・・・。ちょっとからかったくらいで、ハンマーで吹っ飛ばすなよ。 お前らも、解説者みたいなこといってないで、
ちっとは俺のこと気遣えよ!!。」コーラは自らの失言を省みず吼えているが、サリィは「今のはあなたが悪いわよ。 ヒルデが一番
気にしていることいっちゃったんだから。 もう少し、発言には気をつけたほうがいいわよ。」と窘められた。
さて、退庁時刻になって、家路を急ぐヒルデ。
コーラを吹っ飛ばしたおかげで、少し機嫌が直ったか、「夕食の用意しなくちゃ。 スーパーによって、あれとこれと・・・。」
と算段して退庁。
さて、コーラはというと、相も変わらず食い物と女に目を奪われながら、「うーむ、今日の夕食は何にしよう。 例の焼き鳥屋にするか、それとも、
新規開拓するか。」と考えながら退庁。
この様子じゃ、またヒルデに今度は鉄球で吹っ飛ばされそうである。
それでも、無傷でいられるのがコーラのコーラたる所以だが。
さて、二人のあしたはどっちだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どうも、お久しぶりです。 不定期です。 ねたが出なくて、土曜日氏の世界を
拝借いたしました。 もう少したつと二期が始まるので、コーラ氏の活躍を祈念
いたします。 模倣氏も相変わらず切れの鋭さはさすがだと思います。
それではまた。
159:通常の名無しさんの3倍
08/09/25 18:45:42
Wの最萌えキャラがヒルデ、00の最燃えキャラがコーラの俺歓喜。
コーラさん、ヒルデよりは出番あるよな?
160:通常の名無しさんの3倍
08/09/26 10:27:07
お久し乙
161:通常の名無しさんの3倍
08/09/26 17:54:50
ケータイ小説の大賞作品とかいうのを読んでみたが、
ここのスレの職人のほうが文才は間違いなくあるだろ
いや、ケータイというスタイルでああいうのを書くのも才能だとは思うけど、
「小説」なのかあれは?
162:通常の名無しさんの3倍
08/09/26 20:05:51
不定期さんおひさ!
ヒルデかわいいよヒルデ
163:通常の名無しさんの3倍
08/09/26 20:15:53
ミスター・ブシドー…
模倣氏もまた預言者であったか…
164:通常の名無しさんの3倍
08/09/26 20:16:46
このスレマジ予言書。
165:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/09/27 02:10:13
「ふはああ、ヒマだな」
「しみじみ言うな」
カツオノエボシ事件から一週間。
プリベンターは暇になっていた、また。
「オデコの姉ちゃんはどうした」
「レディ・アンやシーリンと一緒に安全保障会議を……」
「会議を?」
「開くための準備の会議だ」
「ややこしーもんだ」
「お前の頭ならそう感じるかもな」
で、パトリック・コーラサワーとデュオ・マックスウェル。
本部に残ってるのはやっぱりこの二人なのだった。
「前髪は?」
「サーカスの皆に会いに行った」
「坊ちゃんは?」
「ウィナー家の方に用事があるのでそっち」
「ちんちくりんは?」
「さあね、多分リリーナにでも会いに行ってるんじゃないの」
「五飛は?」
「会議の会議についていってる。護衛だな」
「ヒマな連中だな、皆」
「トンチンカン過ぎるぞお前」
プリベンターのメンバーだって人間である。
四六時中働いているってわけにもいかない。
例のクラゲ事件が片付いたこともあるし、各々自分たちの時間を過ごしたって悪くはない。
まぁプリベンターをまとめる立場のレディ・アンやサリィ、そしてお付きの五飛はお仕事なわけだが、
これは立場の問題でしょうがないってやつである。
「ナルハム野郎はどうした?」
「骨董店に注文した品を取りに行くとか言ってたな」
「何だそりゃ」
「知るかよ、多分趣味のモンだろ」
正解。
何を買ったかは後々のお楽しみ。
まあ皆さんの予想の範疇内とだけは言っておく。
「アラスカ野は?」
「帰郷中。鮭を釣りに行くんだとさ」
「河に落ちて溺死しなきゃいいがな」
「セーヌ川で泳いだ奴に言われたらおしまいだな」
ま、そんなわけでプリベンター本部にはこの二人、という次第である。
いやまあ、やっぱり誰か詰めてないといけないので、そーなるとこの二人が自然と置いてかれるっつーか。
ちなみにヒルデは現在お買い物中也。
日雑と非常食を買い出しにちょこっとスーパーへ行っている。
世界の平和を守る隠密組織にしてはメンバー自ら出向かねばならない辺り、なかなか寂しいものがあると言える。
もともとレディ・アンが新政府にねじ込んで作った組織だしね、プリベンター。
166:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/09/27 02:12:20
「はあああ、ヒマだなほんと」
「テレビでも見てろよ」
「見るような番組ねーんだよ」
「ならデートでもして来い、相手はぞろぞろいるんだろ」
「いいのか? 多分明日まで帰ってこないけど」
「前言撤回、ここでゴロゴロしてろ」
まったく、歳が十以上離れている者同士の会話と思えないが、
さてこれはコーラサワーの精神年齢が低いのか、それともデュオの精神年齢が大人なのか。
どっちもじゃね、って感じもまぁしないでもないが。
「事件でも起こらねーかな」
「物騒なこと言うな」
火消しのプリベンター、そのお仕事は世界平和の維持。
紛争の火種を事前に消し、また起こってしまった事件は速やかに穏やかに解決する。
つまりは忙しくない程世界は平穏なわけで、ヒマな方がいいっちゃいい。
「ヒマヒマ言うなら本でも読めよ」
「なら買ってきてくれ、キレイなねーちゃんのグラビア雑誌」
「全力で拒否する」
「わがままな奴だな」
「どっちがだよ」
ほとんど漫才、コーラサワーとデュオの会話。
もっともコーラサワーはボケてる自覚がないが。
「じゃあゲームでもやれよ」
「簡単過ぎんだよ」
「ほお、えらい自信だな」
「スペシャルで模擬戦二千回不敗のエース様だぞ、オモチャが相手になるか」
「どんな理屈だよ」
「正直、ゲームなんざガキの頃に卒業したんだよ」
この時代、主流となっているゲーム機は二つある。
○ニーが開発しているプレイ○テーション256、通称ニゴロ。
そしてセ○が開発している○ガマーク1919、通称イクイク。
そう、この時代にもセ○は潰れず存続しているのだ。
しかもハード業界にリターンしてきている、涙せよ○ガマニア、自虐の歴史に終止符だ。
「ほお、子供の頃に……ね」
デュオの口調が少し変わる。
ガンダムパイロットだった彼は、そういった遊びをほとんど経験してきていない。
羨望とはさすがに言い過ぎだが、相手がコーラサワーといえども「普通の」少年時代を送っていたことに若干の羨みがあっても仕方がない。
「どんなゲームをしていたんだ?」
「あん、そうだな……結構普通だぞ」
「普通?」
「ああ、アダルトゲームは12歳までやらなかった」
「はいはい違反違反」
世に悪人の種が尽きないのと同様、下方面に訴えかける類のモノも絶えることはない。
人間が人間である限り絶対に。
「有名なタイトルったら、うーん、『ドンゴラクエスト』とか『サイナラファンタジー』とかな」
両者とも世界的に有名なタイトルである。
300年以上の歴史を持つ有名なゲームだ。
167:名無しさん土曜日 ◆gLNd2xXs6c
08/09/27 02:16:10
「あと、『ボケモン』」
ポケモンではない、ボケモンであるのであしからず。
30過ぎて親のスネをかじっている主人公が家から「このボケモンがぁ!」と叩きだされ、職をゲットするために世界を旅するゲームである。
「他には『モリハン』」
モンハンではない、モリハンなのであしからず。
伝説の大盛り飯を探して世界を旅するゲームである。
「『その日暮らしが泣く頃に』とか『世界中の迷宮』とか『残酷無情』とか」
その日暮らしが泣く頃にとは、文字通りその日暮らしを送っている男が事件に巻き込まれるアドベンチャーゲームである。
選択肢がまったくなく、ただひたすらやりきれないストーリーを追うだけの内容で、そのシビアな展開が世のゲーマーの血涙を絞った。
世界中の迷宮とは、文字通り世界中にある迷宮をことごとく探索しつくすゲームである。
オールクリアするのには十年かかると言われ、作った方もクリアした方も暇人として後世に名を残さざるを得ない一品だ。
残酷無情とは、文字通り残酷で無情なゲームである。
武器も持たずに戦場をひたすら逃げ回る内容で、攻撃手段がまったくないのでストレスゲームとして名高い。
ああ石を投げないでもらいたい、書いててバカだと自分でも思うので。
「あとネトゲーもやったな、『売るヒマオンライン』」
「ほほう」
「やあ今ヒマしてる? 俺と遊ばない? ちょっとホテルまでのミッションこなそうよ! ってな」
「そりゃ出会い系だろ!」
売るヒマオンラインとは、ええと解説不要。
しても意味ない。
「まったく……豊かな少年時代だな」
「そう誉めるなよ」
「誉めてない! 皮肉ってんだよ!」
カツオノエボシ事件から一週間。
プリベンターは暇になっていた、ホント暇に。
プリベンターとパトリック・コーラサワーの心の旅はもうすぐ二期――
コンバンハ。
まとめありがとうございます、気付いたら二期まであと少しですねサヨウナラ。
168:通常の名無しさんの3倍
08/09/27 11:15:30
土曜氏GJ
169:通常の名無しさんの3倍
08/09/27 16:20:39
浮上
170:通常の名無しさんの3倍
08/09/27 16:24:45
コーラさん、様々な意味で模擬戦経験豊富だったんですねwwww
171:通常の名無しさんの3倍
08/09/27 18:43:10
>涙せよ○ガマニア
ちょっと300年後逝ってくるノシ
172:通常の名無しさんの3倍
08/09/27 19:24:12
俺も300年後に逝ってくるわ
相変わらずの高クオリティGJ
173:模倣の人
08/09/27 21:54:21
ジョシュア・エドワーズは深刻に悩んでいた。
「サリィ、頼みがある」
「どうしたの?」
「席替えさせてくれ」
そう、悩みとは座席の位置についてである。
現在のジョシュアの座席は窓際にある。
窓際といえば退職が近いあるいは閑職にある者を皮肉るときによく使われる言葉だが、それを差し引いても
実際問題窓ガラスというのは、夏は熱を容赦なく透過し冬は冷気を極悪なまでに浸透させるという凶悪な武器である。
そのため、建物の構造次第では窓側は劣悪な環境となりやすいため、あまり好まれる場所ではない。
だがもちろん、ジョシュアはその程度で深刻に悩んでいるわけではなかった。
問題は、彼の両隣。
「もうあいつらに挟まれるのは勘弁願いたい!」
右を向けば無駄に騒がしい山羊座ハイテンション、パトリック・コーラサワー。
左を向けば胡散臭い仮面の乙女座センチメンタル、グラハム・エーカー。
彼らとジョシュアは、三人で肩を並べる位置関係にあるのだった。
ジョシュアも含めて三バカと呼ばれていようと、あの二人に比べればジョシュアはまだ控えめなほうである。
逆を言えば、ジョシュア程度のバカっぷりではあの二人には到底太刀打ちできないとも言える。
日々肩を並べて仕事をするうちに、ジョシュアの神経はかなり磨り減っていたのであった。
「貴方の気持ちもわかるんだけど……」
サリィが言葉を濁す。
「わかるけど、なんだ?」
「言って欲しいのか?」
五飛が後を引き継いで意地の悪い視線を向けてくる。それだけで何となく理由を察したジョシュアは頭を振った、が。
「そんなに聞きたくば聞かせてやる。いつの世も平和に犠牲はつきものだ」
「俺は人身御供かよ! わかってたけど、わかっちゃいたけど……!」
要は、誰か一人はどうしても割りを食わねばならないが、誰もその位置にはつきたくないのである。
「不公平だ。不平等だ。俺ばかりこんな目に遭う道理はないはずだ、ちったぁお前らもこの苦しみを味わえ!」
「こら、髪の毛引っ張るな離せ馬鹿者!」
五飛の髪を毛根から引き抜く勢いで掴みかかったジョシュアの肩を、誰かがぽんと叩いた。
振り向けば、トロワが憐れみを湛えた目で優しく諭すように言う。
「人は死以外に平等などないのだ、これも運命だと思って諦めろ」
「いーやーだー、嫌だ嫌だ受け入れられるか、そんな運命なんて絶対に抗ってやる!」
「だからやめろ髪を引っ張るなと言っている!」
「いい加減にしなさい!」
サリィが机を拳で叩くと、その迫力に気圧されてジョシュアも五飛もぴたりと動きを止めた。ちなみにトロワは
そ知らぬ顔でちゃっかり自席に戻っている。
額を手で押さえながら、サリィが言葉を搾り出す。
「前々から私もこのままじゃいけないと思ってたのよ。ジョシュアにばかり負担をかけさせちゃ可哀想だしね」
「さっすが、話がわかるな!」
「サリィ、どうするつもりだ?」
喜びを全身で表すジョシュアと、苦い顔をする五飛。
サリィは力強く顔を上げ、決然とした目で言った。
「ここは誰もが平等に運を試される、くじ引きにしましょう」
174:模倣の人
08/09/27 21:55:13
そして、サリィの手に握られているのは空き缶に入れられた人数分の割り箸である。
プリベンターの面々は円陣を組んで、皆一様に緊張を露わにしている。
「今から皆にこのくじを引いてもらって、引いた数字に対応した席に移動してもらいます。苦情は一切受け付けないわ、いいわね?」
サリィがその場にいる全員の顔を一瞥する。彼らは強張った表情で頷いた。
ちなみに、問題となるコーラサワーとグラハムの姿はここにはない。
現在二人はビリーと人類革新重工との間で進められているプロジェクトに、テストパイロットとして出向していた。
だからこそチャンスは今しかないのだ。いわば鬼の居ぬ間に洗濯、である。
皆が一斉に手を伸ばし、割り箸に指が触れかかった、その時。
サリィとヒルデを除いた全員が勢いよく窓の外を振り返った。
優秀なパイロットであったからこそ感知できる、微妙な空気の変化。間違いない、彼方から何かが迫っている証拠だ。
「全員伏せろ!」
誰が叫んだか、鋭い指示が飛ぶ。全員がほぼ同じタイミングで壁際に寄り、頭を抱えて床に伏せた。
数拍の間を置いて、窓ガラスが凄まじい勢いで振動し始める。
ふっと室内に影が差した。と思った瞬間、窓を蹴破り巨大な質量が転がり込んでくる。
「なんじゃこりゃあ~~~~~~~~~~!」
飛び込んできたのは一機のミカンスーツだった。現役機ではない、新型と思しき機体。
コックピットハッチから飛び出してきたのは、言うまでもなくあの男、パトリック・コーラサワー。
蛙のように床に叩きつけられて、びくともしなくなる。
煙が引くのを待ってから、伏せていた面々がゆっくりと起き上がった。
「皆、無事?」
すぐさまサリィが点呼する。破片による擦り傷や打撲などは否めなかったが、幸い皆軽傷で済んだようだ。
「おいおいおい、一体何事だよ」
「飛び込んできたのって、コーラサワーさん……ですよね? 大丈夫でしょうか」
「奴のことだから心配はいらないと思うが……」
いつも何があっても無傷を誇る彼のことである。この程度の事故ではどうということもないだろう。
そう思いつつも念のため、ヒイロが床で潰れているコーラサワーの元へ歩み寄り、身体を反転させた。
「あ」
「うっそ」
誰もが目を疑った。
彼が被っていたヘルメットが、夥しいほどの血で濡れていたのである。
「ひ、ヒルデ、すぐに救急車手配して!」
「りょ、了解!」
事実を飲み込むと、本部内は俄かに慌しくなったのだった。
175:模倣の人
08/09/27 21:56:14
かくして、パトリック・コーラサワーは病院へと運ばれたのであった。が。
「よかったですね、何事もなくて。さすがはコーラサワーさんといったところかな」
「いっぺんくらい本気で重傷負ってみるべきかもしんねえけどな、あいつの場合」
壊滅状態の本部内を片付けながら、カトルとデュオが笑い声を上げた。
ヘルメットを濡らしていた血液は間違いなくコーラサワー本人のものであった。しかしその正体は、鼻をぶつけたときに
粘膜を傷つけて出た鼻血だったのである。
鼻を強打はしたが骨折もなく、実質無傷であったといって良い。
何故あんな事故が起こったかといえば、ビリーと人類革新重工が共同開発中の新型ミカンスーツのテスト中、姿勢制御装置が
故障したために起きた災難なのであった。
コーラサワーはどうにか演習場へ戻ろうと騙し騙し操縦していたのだが、結局機体の制御は彼の手を離れ、運悪く
プリベンター本部へと飛び込んでしまったのである。
それだけの事故でありながら、爆破も何もなくただ室内がめちゃくちゃになっただけで済んだのだから、
悪運が強かったと言っていいだろう。
「で、だ」
ちりとりに瓦礫を払い寄せながら、ジョシュアが呟く。
「席替えの件はどうなるんだ?」
「それなのよねぇ……」
サリィが頭を抱え込んだ。
何しろこの事故のせいで、机自体が損傷してしまったのだ。新たに買い直せばいいとして、配置をどうするか。
「新しい机が来る頃には、二人とも出向解除で戻ってくるはずなのよね。事後承諾、という手段は使えなくなったわ」
「そんなあ!」
「いずれまた考えるから、今回は運が悪かったと思って諦めて頂戴」
「そんな、またあの地獄の日々が続くのか……ううっ」
ジョシュアは肩を落とし、袖で涙を無造作に拭うのであった。
彼が二人に挟まれる苦痛から開放される日がくるかどうか、それは運命の女神のみぞ知るところである。
176:模倣の人
08/09/27 21:56:43
アタシ
模倣の人
歳?
秘密
まぁ今年で+1
スレ住人?
まぁ
当たり前に
いる
てか
いない訳ないじゃん
みたいな
コーラは
最高
てか
アタシが萌えて
萌えまくってる
みたいな
これで賞金200万円か……その金こっちによこせ、有効に使ってやっから。
気を取り直して皆様ご機嫌麗しゅう、模倣の人@絶賛ミッラミラ中です。
Moiraに燃えて萌えまくってライブで黄土色の悲鳴を上げてきました。
カティ大佐のライブでコーラさんが盛り上がる気持ちがよーくわかります。やはり生音はいい……。
同じ爽やかという形容詞で表現されるはずなのにどうしてコーラさんとレオンはベクトルが全く違うんだろうなぁ。
以上一部の人しかわからないネタでした。
コーラさんの二期情報が出ないのはとてつもない重要な秘密を握っているからだと脳内変換することにしました。
次は二期が始まってからですかね。どうなるのか楽しみです。
それでは、我等【炭酸に連なる者】皆生きてまた逢おうぞ!
あ、そうだ。
土曜日さん>>166
>○ガマーク1919
感動した! 涙ちょちょ切れるほど感動した!
ドリームキャストでもセガサターンでもメガドライブでもなくセガマークIIIをチョイスする辺りが渋すぎる。
ちょっくら300年後に逝ってくる!