10/04/22 18:00:06 LiZAY2um0
解放新聞 2009・3・1 今週の一冊より抜粋
「つないで、手と心と思い」原案 本田 真紀子 絵 佐谷 洋子
「朝鮮人は日本から出て行け」「朝鮮学校をたたきだせ」「キムチくさい」
差別排外主義を扇動するネット右翼・「在日特権を許さない市民の会」（在
特会）」が京都の朝鮮第一初級っ学校を攻撃した。
大音量で聞くにたえない差別言葉で、校内の小さな子どもたちを罵倒・脅迫
するという許しがたい事態が、いまの日本社会で闊歩している。
「朝鮮人だったら、なぜ攻撃されるのか、民族教育がなぜ許されないのか」
見て見ぬふりではなく、民族差別・外国人排斥が公然かしている日本社会
の現実と向きあわなくては、この先、また後戻りできない時代へと突きすす
むことになる。
今年は折しも「韓国強制合併」100年。この本は、「在日韓国人三世の少
年が祖父（ハラボジ）からの聞きとりから知る日本にによる朝鮮半島の植
民地支配と在日コリアン家族の歴史であり、植民地支配の清算と戦後保証、
差別なく平和に暮らしていける社会を願う」物語絵本であり、在日の100年
史でもある。
まだ遅くない、「ともに生きていくんだ」というこの本を、とくに歴史を
知らない若い世代にすすめたい。
私たちは、けっして朝鮮学校への攻撃を許してはならない。他民族共生社会
をつくるために。