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では、日常的に庶民に接するレベルのスタッフは?
旧時代の「穢多・非人」システムは、キリシタン摘発・弾圧を目的とした「宗教警察」としての側面を色濃く持ち、また、その苛烈な拷問を用いる捜査手法はキリスト教諸外国から広く忌み嫌われていた。
江藤後の新政府は諸外国への体面上、旧来の捜査システムからの人的繋がりが断たれていることを主張せざるを得なかった。
しかし、下級士族・卒族が多量に警察・行刑機構に流入して来たのは事実だが、地域に密着した刑事捜査システムは簡単に構築は出来ない。捜査手法もまたしかり。
そこで旧来のスタッフのうち、刑事捜査のエキスパートが、一般国民の目にも付かぬようにこっそりと旧来の在所を離れ、新しい警察機構の刑事部門に取り込まれていった。
この者達の子孫は、自分の先祖は士族か卒だと言い伝えられているふしがある。
打ち捨てられた在所に残る者は、役立たずとして取り立てられなかった「無能者」と、他所から零落して流れ込んできた「有象無象」である。
これが近代における「被差別部落」の源流の一つである。戦後は朝鮮人も流入してきた。
もちろん、「残留組」にも少しは才能の有るものが出るので、それも警察の密かな人的供給源になっている。
栃木県内でも、被差別部落民で剣道一家・武道一家と言われる者は多い。