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改良区元主任に懲役１０年 徳島の多額横領事件
徳島県阿南市の阿南東部土地改良区の口座から約７億４千万円を引き出し、横領したとして
業務上横領の罪に問われた同改良区の元会計主任大川ひとみ被告（６１）に、徳島地裁（畑山靖裁判長）は
３０日、求刑通り懲役１０年の判決を言い渡した。
同罪に問われた長男悦史被告（３２）にも求刑通り懲役７年６月の判決を言い渡した。
検察側はひとみ被告の論告で「まれに見る巨額横領事件の実行犯で悪質」と指摘。弁護側は「長男のための
犯行で、自分で使った額は極めて少ない」と、寛大な処分を求めていた。
起訴状によると、ひとみ被告は指定暴力団山口組系組員玉井鉄男被告（３４）＝公判中＝らと共謀するなどして、
２００５年７月～０８年７月ごろ、約２５０回にわたり、改良区の口座から現金を引き出し、横領したとしている。
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