08/10/10 05:57:41 v21pUqeE0
>>534
参考までですが、柏書房の方の写真集は撮影者が同じな訳ですから
写真の重複があります。キャプションが微妙に変更されており、例えば
「骨でつくられたダイスの点うめも・・・」というのが「胸を病んだ青年が・・・」
に変わっていたり、「ギターを肩に出て行く人たち」が「義足の流しがギターを
肩に」となっていたりします。
もちろん20数年の経過が間にあるので、新規の写真も沢山あります。
「外人観光客には見せたくない部落」という説明の写真(電柱にOFF
LIMITS札が掲示されているもの)は、カラー写真で定点撮影されてあり
ましたが、寺院であろう塔屋から路地の様子まで全然変わっていません。
また、同じくカラーで紹介されているもので、ここの皆様が大好きな
お肉さんがいっぱい吊り下がってる写真や鳥羽一郎の内部があります。
河原での牛さんの皮の天日干しも、今回はカラーになっていて(モノクロ
に塗色加工かも)、黒い革の他にまっ赤っかの革が並んでいてコントラスト
も鮮やかです。
旧写真集の頃からすっかり住環境改善に成功したり移転がかなった集落
の事や、集団就職で上京した若者のその後(家庭を持ち、子供が出来ている)
だとか、漁業権を回復できた沿岸部落など読み物としてもボリュームが
ありました。