09/10/02 22:01:35
「よっ、おはよう！」
『おそいぞ、１０分も待ったせおって』
「えっ？でもまだ、約束の時間より１０分早いじゃないか」
『私は、２０分前に着いて待ってたんだよ。女を待たせるとは何事だ』
「……今度から３０分前に待ってるよ」
『あ、ああ』
「ははっ、それにしてもツンとデートできるなんてなぁ。俺は凄く嬉しいぞ」
『ぶっ！！デ、デデ、デートだと！二人で遊びに行くだけだ！断じてデートなどではないぞ！』
「はいはい」
『くっ、不愉快だ。私は帰るぞ！』
「あっ、ちょっと待てよ！」
去ろうとするツンの手を握る
『あっ』
「からかって悪かったよ。デートじゃなくて良いから、一緒に遊びに行こうぜ」
『…ふっ、ふん。仕方の無いやつだな、まあ許してやろう。しかし条件がある』
「条件？」
『この手を繋いだまま離すな。ちょっとでも離したら即帰るぞ…』
そう言うとツンは、俺の手をぎゅっと握った 終