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秋篠宮告白本でわかった皇室と宮内庁“暗闘の構図” 4
ある宮内庁OBは苦り切った表情でこういう。
「宮内庁は秋篠宮殿下にはずっと手を焼いてきましたからね。とにかくわがままで、皇族としての
自覚がまったくない。宮内庁の困りものなんですよ、殿下は」
たしかに秋篠宮のこれまでの行状は、皇族というイメージからは程遠いものだった。
学生時代はまったく勉強せず、成績はほとんど最下位。 若いときから髭をたくわえ、
ブランドものを身につけ、外車を乗り回す。一方、皇族の責務といわれる宮中儀式などは
おざなりで、ブレスレットをつけて儀式に出席し、顰蹙を買ったこともある。
きわめつきは、紀子妃との結婚をめぐる経緯だろう。兄の皇太子がまだ結婚していなかったこと、
昭和天皇の喪が明けていない事情もあって、周囲から猛反対を受けるのだが、秋篠宮は
「結婚を認めてくれないなら、皇族をやめる」とダダをこねて強行してしまったのである。
また「女好き」「プレイボーイ」を物語るエピソードにも事欠かない。
「独身時代、学友に『恋人は7人いる』と豪語した」「テニスサークルを作って、お気にいりの
女子学生を次々に入れさせていた」「結婚後も学習院出身の女性と付き合っていた」等々・・・。
今回の単行本の中で秋篠宮はタイ愛人問題を<捏造>と完全否定しているが、実をいうと
これもけっして無根拠な噂ではない。 前出の宮内庁OBがこう話す。
「本の中で、夜は研究仲間とホテルで懇談しているだけでそんな時間はないとあったが、この
『研究仲間』というのが問題なんです。
秋篠宮殿下はタイに行く際、ナマズ研究の師である多紀保彦・東京水産大学教授、タイ政治の
専門家である赤木攻・大阪外大教授、それから今回の本の著者である江森氏ら個人的な
取り巻きを必ずといっていいほど連れて行くんだが、朝から晩まで彼らが殿下を囲い込んで、
大使館や宮内庁関係者から遠ざけてしまうんです。
彼らが協力すれば、ホテルに女性を連れ込むことなどいとも簡単ですよ」