10/06/12 14:14:35 zJDq5qtX0
>>295
市川房枝が死んだのは、高校生の時分だったから、そんなに昔の人という感じ
が今もしない。まあ人によっては昔の人なんだろうが。
ただ社会全体が左翼化していた時代でもあり、また高校生が左翼運動のディテール
まで知るよしもなく、漠然と「田嶋陽子と同じ系譜の人物」みたいな印象があった。
しかし市川房枝のキャリアは、とてもじゃないが左翼とは言い難い。
逆に戦前の保守本流みたいな感じだった。
大政翼賛会が出来てから、日本の婦人組織の一本化が行われ、その一本化された
組織の理事をつとめていたのが市川房枝だった。体制そのものみたいなキャリア
だった。その結果、当時のルールとして、戦後公職追放にもあっている。
終戦時の市川房枝って30歳代とか40歳代じゃないんだよな。
終戦時にすでに52歳!
市川房枝が石原莞爾を尊敬していたとか、右翼や暴力団とも
時に手を結んだりと、一筋縄でいかないところがある。
菅直人の現実主義的なところ、あるいは左翼なのに左翼っぽくないところも
あるところなど、市川房枝の影響があったんじゃないか???と最近仮説を
立てている。