10/06/05 11:19:00 Ob6FlnCs0
給食の時間になると、全児童が正服の上に白い給食衣を着て食堂に集まり、各々の席につく。
先生の号令で黙祷をしてから食事が始まる。そして、パンやシチューなど食べきれない子は事前に教師に量を減らしてもらい、
おかわりできる子がその分からおかわりをするという形がとられている。食事が終わると、テーブルごとに子どもたちが食器を集め、
また配膳係の職員によって下膳がなされる。全体的に皆、おとなしく食事をしているという印象を受けた。
口にものが入っている時は話をしないという教育が徹底して行われている。
1か月の間に和食・洋食・中華が重ならないように献立が立てられている。
ごはん、麺類が週1回、パンが週3回が基本のスタイル。月に1、2回は新しいメニューを取り入れるようにしている。
食器は同校特製の磁器食器を使用。食材については、有機栽培の無農薬野菜などを厳選している。
季節のものをできるだけ取り入れているとのこと。
栄養士による食に関する指導という面では特別に行われていないが、月曜日のお昼の放送で
献立や食材についての紹介を行っており、献立表の下にもレシピ等を掲載するなどしている。
「社会の授業などで給食の素材などを取り上げてもらえるようになるといいですね」と話す同校学校栄養士の中島久子さん。
バイキング給食など新しい給食の取り組みをすぐに受け入れる体制はできていないとのことだが、
リクエスト給食は3学期の最後に6年生によって行われており、少しずつだがそういった取り組みも行われるようになってきた。
伝統を重んじる学校が故に昔からのスタイルを大切に貫いている印象を受けた。
(教育家庭新聞2000年1月15日号