10/05/29 11:10:01 zwA4AsN30
気になったのでぐぐってみたお。
URLリンク(www.nsknet.or.jp) より転載
アルコール依存症の診断
アルコール依存症の診断は次の診断基準によってなされます。
1)一般的な診断
①耐性増加
飲む量を増やしていかないと酔わなくなるなどがチェックポイント
②アルコ-ルに対する精神依存
家庭や職場で隠れてでも飲酒するなどがチェックポイント
③アルコ-ルに対する身体依存
アルコールを急に断ったり減量した時、手指のふるえ、発汗、動悸、不眠などがチェックポイント
④家庭や社会での問題飲酒
上記の4項目を認めた場合アルコール依存症と診断される。
2)ICD-10(WHOの診断基準)による診断
過去1年間に、次の6項目の内、3項目以上が経験されるか、出現した時だけにアルコール依存症と診断する。
①飲酒への強い欲望または強迫感
②飲酒開始のコントロールまたは飲酒終了のコントロールまたは飲酒量のコントロールが困難
③アルコールを中止または減量したときの生理学的離脱状態。離脱症候群の出現や離脱症状を軽減するか避ける意図で飲酒することを証拠とする
④耐性の証拠
⑤飲酒のために、他の楽しみや趣味を次第に無視するようになり、飲んでいる時間が多くなり、酔いが醒めるのに時間を要するようになる
⑥明らかに有害な結果が起きているのに、アルコールを飲む。例えば、過度の飲酒による臓器障害、または大量飲酒による精神障害など。患者はその害の性質および大きさに実際に気づいていることを確定するように努める
*従来は、アルコールへの耐性の増加、精神依存、身体依存がそろって依存と考えてきたが、最近は3つそろわなくても、薬物探索行動を中心に依存と考えるようになってきている。