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首相選出
2009年9月16日に衆議院総選挙後の特別国会が召集される。
総選挙における民主党圧勝を受け、同日中に行われる衆院本会議の首相指名選挙で
北海道選出の民主党鳩山由紀夫代表が第93代、60人目の首相に指名される。北海道からの首相ははじめてとなる。
鳩山次期首相は、曽祖父の鳩山和夫元衆院議長、祖父の鳩山一郎元首相(初代自民党総裁)、
父の鳩山威一郎元大蔵事務次官(外相)に続く政治家4代目であり、鳩山一族は全員東京生まれの東京育ちである。
北海道には明治時代、和夫氏が牧場を経営した因縁で、「鳩山神社」もあるが、東京の鳩山家の地盤から
弟邦夫氏が出馬していたため、由紀夫氏は「落下傘」で北海道から出馬したにすぎない。
2008年9月24日の国会で麻生太郎が総理大臣に指名され、59人目の首相となった。
福岡県は2人目、戦後だけでは初の総理となった。
2007年9月25日の国会で福田康夫が総理大臣に指名され、58人目の首相となった。
群馬県出身の4人目の総理であり、親子2代は初めてという。戦後だけをみれば群馬の4人という
数は山口の3人を上回り最多となった。
振り返ると2006年9月の自民党の総裁選では、いわゆる「麻垣康三」の4人が候補となっていた。
各候補者の出身県は、麻生太郎:福岡県、谷垣禎一:京都府、福田康夫:群馬県、安倍晋三:山口県であった。
結果は安倍晋三総理が誕生し、このときは山口県出身の首相が1人増えた。