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【本も下流】林真理子 超pgr17【著者も下流】 - 暇つぶし2ch427:可愛い奥様
10/05/22 08:56:10 LDG4pAc30
作家・林真理子さん『下流の宴(うたげ)』 今、そこにある危機

息苦しくなるほどのリアルさで、普通の家庭に迫る「今、そこにある危機」を書いた。中流家庭の足下に口を開く、「下流」
である。

 「連載中からこれほど反響の大きかった作品はなく、ネット上で作品を語り合うサークルが立ち上がりました」

 都内の主婦、由美子の長男、翔は、高校中退後に沖縄の離島出身のアルバイト少女・珠緒と同棲(どうせい)し始める。
由美子は地方国立大出身で、亡父は医師、夫もまっとうな会社員。その中流家庭の専業主婦が、「あちらの世界」と
呼んできた下流側に、息子が行ってしまう恐怖と嫌悪は、珠緒との結婚話で頂点に達する。

 「由美子は随分嫌われたキャラクターですが、親ってああいうもの。私の中には由美子も翔も珠緒もいる。それが
作家です」

 不器量だが生命力あふれる珠緒は、由美子の侮蔑の言葉に「医者の娘がそんなにえらいのか」と猛然と医学部を
目指す。東京と沖縄、対照的なモノサシを持つ2家庭が交互に現れ、前半は中流と下流、世代間の価値観の相克が、
後半は珠緒の受験サクセスストーリーに軸が置かれる。努力する珠緒は、日に日に輝きを増してゆく。「両親とも
高学歴で社会的地位もあって、でも子供が何年も学校に行ってないケースが結構ある。学歴やお金がすべてではないが、
私も子供に人生の目的を言葉にできないもどかしさがある」

“下流”の現状に疑問を持たず、向上心も薄い若者が増えた今、作品の中で林さんは1つの答えを、定年退職した
おじさんに語らせる。「人間は急に20歳から60歳になるわけじゃない。その40年間でいろんなことを経験するんだ」

 沖縄の離島に取材し、受験生向け通信教育も体験。「新書で書かれる格差や貧困を、小説にするとこうなるといわれた」
と共感を呼び、連載終了から4カ月を経てなお支持を広げている。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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