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介護老人施設で四つんばいにしたり頭を叩く、ベッドから落とすなどの虐待が発覚
宇都宮市の介護老人保健施設「宇都宮シルバーホーム」で昨年末までに、20~30代の職員5人が入所者4人に、
上半身裸の姿を携帯電話で撮影したり、頭をたたくなどしていたことが16日、施設や市への取材で分かった。施設側は「精神的虐待にあたる」と認めた。
施設側はけがをさせたわけではないとしているが、市は来週にも、高齢者虐待防止法などに基づき調査する方針。
施設を運営する医療法人「北斗会」によると、20代の介護福祉士の女性職員は認知症の80代男性がベッドの下で上半身裸になり、四つんばいになった様子を携帯電話で撮影、他の職員に見せた。
20代の男性の准看護師は、別の80代男性の後頭部をたたいたり、ベッドへの移動介助の際に90代の女性を高く抱き上げて落とした。また別の職員3人は、80代の女性のほおに落書きをした。
今年2月、別の職員の申告で発覚。職員3人は依願退職した。栃木県や市にも3月末に匿名の情報提供があった。
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