10/04/15 13:23:51 plA8+7uS0
>>146
体制を批判してる人間が、もっとも体制に踊らされているのが常だ
既存のロックを商業主義だとして打倒しようとしたパンクロックのムーブメント、
その旗頭のシド＝ヴィシャスらが、仕掛け人兼資本家マルコム＝マクラレンの
つくった操り人形という、もっとも作為的かつ資本主義的な存在だった。
むしろ、パンクから批判されたピンク＝フロイドやツェッペリンなどの
自分の腕一本で印税を稼ぐ技巧派ロックのほうが、山師資本家どもに
束縛されず生きていける、真に自由で反体制な音楽だった。
カトリックという既存の教会に反抗したプロテスタントだが､
彼らがリスペクトした聖書やアダムとイブの時代のすばらしさ自体が
原始カトリック教会やユダヤが布教のために作った販促商品だった。
つまり教会のつくった虚構をあがめるプロテスタント自体が
教会の手のひらで踊っている、カトリックの一部にすぎない存在というわけだ。
同様なことは左翼についても言える。
資本主義に反抗し､格差の拡大を愁う左翼的な純情人間が、
シナ人という、世界でもっとも資本主義的で格差放任主義の
応援者となってしまう。
体制を倒せと叫びながら、業界仕掛け人という資本家に操られている
セックスピストルズ。
一方、反体制を叫べば若者がとびついて金を稼げると計算した
アパレル出身でこういうトレンド読みになれている、資本家マクラレン
この図式がサヨクとシナの関係に瓜二つに見える。
サヨクはいわばシド＝ヴィシャスだ。
そして、ローマ教会をたおせといいながら、その教会が昔作った聖書を
あがめて悦にいっているプロテスタントも、シドやサヨクと同じようなものだ。