10/04/06 16:23:05 2zfX11SO0
>>312
「会って新鮮」な夫婦はおかしい
公平 万起男先生と千秋先生が翻訳された『4001の願い』（文芸春秋）はお二人の関係が伝わってくる本でした。
ひたすら願い事だけが個条書きで書かれていて最初は変な本だなと思ったのですが、読んでみると深くて、
ちょっと元気になりますね。挿入されている向井ご夫妻の願いというのがかなり笑えました。
で最後に突然じーんと胸が熱くなりました。
向井 でしょう？女房が願い事を書いて送ってきて、それに僕の願いを追加していったからああいう形式になったの。
女房が一番最初の願いに「天涯孤独になりたい」とか書いてるけど、
本当にあいつは生まれつき“みなしご一人旅”みたいなところがあるんだよなぁ。
公平 それで最後の「女房より先に死にたくない、…女房を孤独にしたくない」って締め括ってましたね。
向井 あれ本心よ。だって女房を一人残して死ぬの心配だもの、必ず最期まで一緒にいてやりたい。
あいつはずっと一人で旅してるから…。
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