10/05/10 18:06:46 VjrhBXR/0
子供の頃の話。
両親が仲違いの時期があり、家中がピリピリしていた。
その日父は二階の部屋で飲んでいた。
うちは祖母が残したアパートを、しばらくの間改造して住んでいたので外階段だった。
父から何か食べ物を持ってくるようにと言われた。
母が支度したつまみを持って行き下に戻った。
暫くすると小腹が減ったとラーメンを持って来いといわれる。
母が簡単にラーメンを作り、箸休めのたくあんとお盆に載せて父のところへ行こうとサンダルを履き外に出た。
外に出た瞬間、たくあんが明らかに減っていた。五枚程度載っていたのに、
三枚しかない。結構大きめに切ってあったので、皿がすかすか。
あれ?落としたのか??と慌てて玄関に踵を返したその瞬間。
バーン!と背後でものすごい音。振り返ると足元にはバラバラになっている二階にあった飾り物。
父が何かが気に入らなく、喧嘩中の母へのあてつけで投げたらしい。
あのまま外に出ていたら、間違いなく私に当たって大怪我していただろう。
びっくりして固まる私、メソメソとしながら散らばったものを片付ける母。
階段の上で仁王立ちし、これまた固まる青黒い顔をしている父が。
異様な光景と漂う空気は忘れられない。
あの頃の家の中はどうしちゃっていたんだろうな。
てか、たくあん誰が食べたんだろう。