10/04/15 23:33:05 Iz+6E7Fv0
>>420
ここに一人の男性がいた。
男性は一途に一人の女性を思い続けていたが、
彼女は見目麗しい風貌の持ち主であったため
言い寄る男性が多く、彼を振り返る余裕がなかった。
年月は経ち、彼女は相変わらず周囲の男性を虜にしていたが、
やはり彼を顧みることがなかった。
それでも彼は一途に彼女を思い続けた。
そんな彼の一途さを神は見ていた。
あるとき彼の努力が実り、一躍時の人となった。
誰もが彼を称え、彼女も彼という人間を男性として意識するようになった。
ほどなく彼は彼女のすべてを得た。