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【政治】塩川正十郎氏「自民党政権は王朝時代。世界的には、専制国家で民主国家とみなされていなかった」と分析
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政権交代塩川氏ら分析 セミナー「政局を読む」
よみうり文化センター特別オープンセミナー「政局を読む」が28日、豊中市新千里東町の
よみうり文化ホールで開かれ、元財務相の塩川正十郎氏と読売テレビ特別解説委員の岩田公雄氏が、
「政権交代」をテーマに講演した。
塩川氏は「長年続いた自民党政権は王朝時代。世界的には、専制国家で民主国家とみなされていなかった」
とした上で、先の衆院選での自民党の敗因を「(オバマ政権を誕生させた)アメリカのチェンジの風のように、
『日本でも政権交代したらどうか』という気持ちが国民に広がったからだ」と分析した。
政権交代について「自民党にとっては悔しいが、日本が真に民主化してきた証しで、将来的にはよかった」
と語った。だが、民主党政権については「来年の参院選で単独過半数を取れば、自民党の王朝時代と同じこと」
と懸念を示し、「日本の政治は混迷の時代が続いても、決して独裁政治にしてはいけない」と訴えた。
一方、岩田氏は、1993年に野党に下野した自民党が翌94年に与党に戻ったことに触れ、
「2年なり3年もう少し長く野党を経験すれば、本当に反省できた。今の自民党には喪失感が漂っている」
と話した。
同セミナーは計3回。次回は「新政権の予算編成」(12月12日午後6時)、
最終回は「ことしの参院選を占う」(来年1月9日午後6時)。会場はいずれも同ホール。
受講料1回1800円。問い合わせは、同センター(06・6833・5031)。
(2009年11月29日 読売新聞)
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