09/11/29 22:22:56 J3jk0ummP
>>363
彼らは一言で言えば「現実に対する際限のない甘え」に囚われてるの。
全共闘・学生闘争世代の反権力運動が、日米安保条約改定から始まったことは
ご存知でしょう。彼らの思想の根本にあるのは、反戦平和なんかじゃない。
それは方便に過ぎない。つまり
「日本は日本だけでやっていきたい。世界なんかと関わりたくない」
「戦争は外国だけがやればいい。日本は一切関係ない。資源と食料だけよこせ」
「日本に攻めて来る国なんてない。日本に軍事力はいらない。アジアに配慮しろ」
「でももし万一日本が戦争になったら、政府とアメリカは我々の生活を守れ」
外国には外国の事情があり、それなりの理由があって戦争をしてるって前提を
一切無視して、海に囲まれて安全な日本に住む自分たちが、戦争せずに済んでる
ことを、自分たちが進んた民族の証拠だと勘違いしてる。
で、日本に日米安保条約なんていう「戦争をやめない世界と関わる切っ掛けになる条約」
を持ってきたアメリカと、それを承諾した日本政府が許せない。日本がアメリカに
安全保障をほぼ丸投げしてきたことで経済的に発展出来た現実は無視してる。
資源を外国から輸入しないと生きていけない国なのに、安全保障や外交や国際貢献
などのあらゆる面倒事からは常に逃げ続け、逃げられないと感じると海外派遣は
いいけど自衛隊はダメで別組織で、自衛隊の装備は拳銃はいいが機関銃はダメ、
PKOはいいけどPKFはダメなどと、活動の本質を無視したみみっちい条件闘争を
延々と続ける。それで少しでも言い分が通ると、「平和闘争の大勝利」と自画自賛。
世の中には嫌でもなんでも果たすべき義務というのがあるのに、若かったころに
国家権力と世界の現実に挑んで敗れた革命幻想の残骸を死ぬまで抱え続ける老人達。
あんな風に歳は取りたくないですね。