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鳩山政権の財政規律欠如を警戒、「民主主義の根幹揺るがす」＝与謝野前財務相
与謝野馨前財務相は３０日、ロイターのインタビューに応じ、民主党政権では高福祉を支える
負担の議論が欠如しているとし、財政規律の欠如を警戒した。政治主導を掲げる政権運営に対しても
「三権分立という近代民主主義の根幹を揺るがすような政権運営はおかしい」と語り、
政策決定過程の不透明さを「秘密主義、権威主義に陥っている」と手厳しく批判した。
自民党としてこうした問題点追及の照準は「来年の通常国会」に当てており、民主党が初めて
手掛ける２０１０年度予算案と従来の主張との矛盾を「徹底的に追及する」と語った。
何よりも「高福祉・低負担」があり得ないにもかかわらず、目指す社会がみえてこないという。
与謝野氏は「高福祉をやるのは結構だが、高福祉を支えるカネ、負担は誰かが背負わなければ
ならない。今やっている福祉を今の人たちが支えるのか、今やっている福祉を将来の世代に
つけ回しするのか、何を目指しているのか。非常にセンチメンタルな“可愛そう可愛そう”で物事を
判断している」と手厳しく批判した。
その上で「成長偏重から人に優しい政治という考え方があるが、自民党は成長を偏重したことは
１度もないし、そもそも『成長』と『人への優しさ』は代替関係にない。こんなものを比べてもらっては困る」
と反論。演説全体が抽象的で「ロマン小説を読んでいるようで、人々の暮らしや生活を守るという気持ちが伝わってこない」と語った。
何よりも「プライマリーバランスの達成時期など財政再建目標を持ち、その財政再建目標を達成
するための必要な経済成長率を想定しながらやっていた。長期金利に影響を与えないように、非常に
気をつけながらやってきた。（鳩山政権には）そういう配慮が一切ない」と批判し、「この内閣は財政規律を
守っていない、財政再建に熱心ではないと思った途端に、長期金利は上がる」と警戒した。
URLﾘﾝｸ(jp.reuters.com)
久しぶりに与謝野さんを発見しましたw お元気そうでなにより。っつか、青白い炎が出てるかも。