09/09/27 22:40:07 I8zvFowa0
首都圏に見る中古マンション売却の成功率
どのくらい売れにくいかというと、実際に成約しているマンションは、売りに出されているマンションの約1割です。
マンションを売ろうして売れた確率は約10分の1という競争の激しい世界だということです。
(もちろん、冷やかし半分で売りに出した人や売れたのに成約報告をしない業者もいますから、10分の1よりも実勢は良いと思いますが・・・)
財団法人東日本不動産流通機構の統計によると、首都圏でレインズに登録されて売りに出されている中古マンションの数は
ここ数年間で約25,000件ありますが、そのうち売れていく数は月間で約2,000件です。
首都圏の中古マンションの動きをかなりおおざっぱに紹介しますと・・・
□在庫の中古マンション・・・25,000件
□新規の売り登録・・・毎月8,000件
□毎月の成約登録・・・毎月2,000件
(実際の数字はこんなに一定ではありませんが、動きをマクロにとらえるためにあえて数字を丸めてみました)
在庫の中古マンションに、毎月の新規登録が上積みされて、その新規分の4分の1しか売れないのですから、
在庫がどんどん増えていきそうですが、この首都圏の中古マンションの在庫数は大きく変わっていません。
不思議なようですが、実は売れなくてあきらめてしまう人がかなりいると言うことです。業界ではこれを「売りやめ」と呼んでいます。
期待した値段で売れなくて、売ることを中断する人の方が多いとも言えます。