09/08/30 21:31:03 DESTiv/FO
>>726
★民主党の「農家戸別所得補償制度」のトンデモ「バラマキ」理論
▽EU方式…「農地面積当たり」で補償。『1ha当たり 5万円』。
『大規模農家・成功者を優遇し、農業経営に失敗した負け組には退場してもらう。赤字農家の保護や、赤字補填ではない』。
▽民主党案…「生産コストと販売額の差額=赤字額」を補填。『1ha当たり 45万円』。
『まさしく赤字農家のみの保護。マトモな経営をしている優良農家がバカを見る』。
「EU方式を取り入れた」はウソ、全くの別物。民主党案の実態は、「赤字農家を大量生産」する。
本当のEU方式は、「赤字農家や小規模農家を去らせて、優良農家だけを残すためのシステム」。
民主党は農家に「農業産業政策」ではなく、「社会保障政策」を行い、頑張っている農家を潰す。
「民主『所得補償』は日本農業を滅ぼす」[週刊文春 2009/09/03号]から要約
■問題点
最悪の問題は、農作物の販売コストと販売金額の差、つまり「赤字額を補填」する仕組みであること。
『農家にとっては、赤字が増えれば増えるほど、国から貰えるカネが増える』ということ。
つまり、『頑張らない農家でも、手厚い補償を得られるのでは、健全な競争原理が働かず、日本は赤字農家だらけになる』。
■民主党が言う「EU方式を取り入れた」は嘘
民主党は「EUでも、直接支払いによる農業の所得補償がなされている」と言うが…
『実はEUと日本の補償制度は、全くの別物』。
小麦を例に概略を説明しよう。
▼EUでは、「農地の面積当たり」で計算して補償。1ha当たり日本円で5万円ほど。
10haの農地を持つ農家でも補償金は、年間50万円ほど。この規模の農家だと、平均的な売上は百数十万円、利益(農業所得)は3、40万円ほど。ここに補償金が加わる。
▼一方、民主党案では、「生産コスト」に対して補償。
日本で小麦を生産する平均的なコストは、1haで約60万円だが、国際価格では約6万円の売上にしかならない。
民主党案では、この差額分 54万円を丸々補償。