09/08/13 19:24:04 jBISYfD80
TBS系ドラマ「オルトロスの犬」(金曜後10・00)は、複数の脚本家が意見を戦わせながら
物語の筋書きやセリフを生み出す。ショーランナー方式と呼ばれ、米国で盛んになっている
手法だが、その魅力とは?(井上晋治)
今月初め、都心のオフィスビルの一室で、「オルトロスの犬」を担当する脚本家集団、
ワーナー・ブラザース映画ライターズワークショップ(WS)のメンバーの6人が、
最終話に向けた展開について意見を戦わせていた。
どんな傷病も治す“神の手”を持つ竜崎(滝沢秀明)と、触れるだけで命を奪う能力の持ち主・
碧井(錦戸亮)の2人の運命が絡み合うミステリーは、先の読めない展開が見どころ。
30~40歳代のメンバーは意見を戦わせ、個々に構成やセリフを考案。その中から最良の案が
採用され、「ショーランナー」というまとめ役の脚本家がストーリーを仕上げる。アイデアが採用された
脚本家には報酬が支払われる。米国のドラマ制作に見られる、実力重視のシステムだ。
WSは脚本家育成の場として約2年前に設立されたが、作品化に向けての脚本作りは
今回が初めて。指揮する元フジテレビプロデューサーで、ワーナー・ブラザース映画の
小岩井宏悦本部長(49)は、「異なる個性がぶつかることでパターン化を防ぎ、
物語をより立体的に展開できる」と、集団制作の利点を説明する。
今回のように脚本家のアイデアの最良部分を継ぎ合わせて筋書きを完成させる方法は、国内ではまだ珍しい。
フジ時代に数多くのドラマを手がけた小岩井本部長は、「米国と違い、先に役者を押さえて
ドラマ制作するキャスト主導の日本の現状では、脚本に時間や労力を要するショーランナー方式は
なじみにくかったのでは」とみる。
日本放送作家協会の市川森一理事長は「共同作業は脚本家同士の勉強にもなる。
この方式をいい形で活用するためには、脚本家は内容に責任を持つ一方、制作サイドが
脚本家の主体性をきちんと尊重することが必要。それがなければ、視聴者を軽視することに
なってしまう」と、話していた。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
犬、そんなに脚本面白い? 脚本重視というより、ジャニ中心のドラマだと思ってた。