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286 名前: 女性セブンその8 投稿日: 02/07/13 22:49
年を重ねるごとに、気が楽になっていくと語るみかじょん。ピーチ・ジョンを今後、どのように育てたいと考えているのだろう。
「自分の得意なこと、自分ががんばれることをそれぞれ生かしてもらって、それを集めてやっていける会社にしたい。うちは女の人にもの
を売る会社。女同士なら“あっ、これ、かわいい、売れるね、わあ!”ですんじゃうのに、男性管理職を納得させるためのマーケティングや、
データを頼りに商売を進めるやり方は納得がいかないんだよね(笑い)。でも、この世はまだ男社会だから、男社会の常識をわからないで
はやっていけない。それはいままでの経験でわかっているつもり。だから私は男性社会と女性社会のつなぎ役になれたらいいなって思っ
てる」
女性ばかりがひしめく会社というと、人間関係が大変そうと思われるかもしれないが、
「ピーチ・ジョンはほとんど女性社員ですが、足の引っぱり合いやトラブルは不思議なほどないんです。それぞれが自由に仕事のできる
環境だからでしょうか。社員も既婚者が多いんですよ。女性が働きやすい職場です」
と管理職でもあるピーチ・ジョン・トレーディング商品企画部部長の山口慶子さん(38才、入社6年)は語る。
女のための女の会社。みかじょんは新しい企業のあり方を模索中だ。
「私の中でピーチ・ジョンでのサクセスストーリーはもう終わっている。いまはゼロの状態です。これからまた新しいストーリーが作れるか
どうかが勝負だと思う。それができたらカッコいいし、できると思う」
いま、みかじょんは真の女性社長であるために、女性と企業、女性が働いていくために本当に心地よい仕事の仕方を毎日考えていると
いう。
「仕事なんかはじつは簡単で、何をやってもいちばん大変なのは人間関係だと思うの。
仕事や商売で誰も不幸にしたくないから」
彼女のまなざしはすでに新しい地平にそそがれている。
取材/笹山薫 文/小山真弓