09/08/04 19:01:51 VHKGacBn0
8.30総選挙まで1カ月を切り、普段は涼やかな 「北の大地」 が熱く燃えている。北海道といえば、
政権交代の追い風を受ける民主党の鳩山由紀夫代表のおひざ元。「北海道初の首相誕生」を合言葉
に、民主党は道内12選挙区の全勝を狙う。一方、自民党は最大派閥・町村派の町村信孝会長など、
落選危機におびえる大物議員がズラリ。まさに、真夏の死闘が繰り広げられている。
「中央では自民党だ、民主党だと言っているが、(私は)この地で生まれ育った。オホーツク武部
党でがんばる」
「反麻生」の急先鋒で、小泉政権時代の幹事長として自称 「偉大なイエスマン」 だった武部勤氏
(北海道12区) は、麻生批判も民主批判も封印し、郷土に根ざした政治家を強調する。
武部氏の足元を脅かすのは、民主党前職の松木謙公氏。加えて、郵政選挙で幹事長時代の武部氏に
刺客を送り込まれ、落選の涙をのんだ八代英太元郵政相も新党大地から比例で出馬して、武部氏の
8選を阻む決意を示しており、「かなり厳しい選挙」(武部氏周辺)だという。
武部氏の小泉ブランド頼みの体質も影響している。地元政界関係者は 「小泉構造改革路線で最も
疲弊したのが武部氏の選挙区なのに、いまだに『小泉路線は正しい』と言い続けたり、応援に小泉
純一郎元首相を連れてきたりしている。地元の苦しみや空気を読めていない。だから 『最初はグー、
武部はパー』 と揶揄されるんだ」と手厳しい。
衆院解散直前の7月20日、自衛隊の式典。鉢合わせた武部、松木両氏は選挙戦をめぐり火花を散らした。
同席した新党大地の鈴木宗男代表によると、「松木氏が 『相手のかかとにしがみついても
(当選する)』 といえば、武部氏は 『しがみついているのは自分の方だ』 と、際どいやりとり
をしていた」 という。(つづく)
ZAKZAK (2009/08/04) URLリンク(www.zakzak.co.jp)